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シラザン50ダイヤモンドプラス まだ語られていない施工のポイント

シラザン50の施工方法については様々な動画で紹介されていますが

どれも似た内容で、いかにもカンタンそうな印象でしか伝わってきません

実際にやってるなら注意点やポイントとかあってもいいハズなのに

そういった事があまり情報として発信されていないんですよね

紹介動画の中には無料サンプルで手に入れた手前、忖度を意識してるものも多くあります

なので、ここでは実際に忖度なしで実費で施工した体験をみなさんにお話したいと思います

シラザン50には3つのグレードがあり、どれにしようか迷いましたが

やるなら手間は1回にしたかったので、どうせならと最上グレードを選びました

前もって言っておきますが、シラザン50自体はとんでもなくすごいコーティング剤です

これはその性能を否定する記事ではなく、実際にどんな手間がかかるのか

注意点としてどんな事があるのか、そういった事を解説していきます

施工方法を含め、その後の水弾きなどはYouTubeでもかなりの動画が紹介されていて

僕もそこからシラザン50を知り、知識を得て施工したんですが

実際やってみると想定外な点がいろいろありました

これからシラザン50シリーズを施工するオーナーさんはぜひ参考にして下さい

 




 

コーティング前の下処理

シラザンを施工するには、しっかり下処理する必要があります

シャンプー洗車し、拭き取ったのちにイオンデポジットクリーナーでシミや汚れを除去

その後、今度は専用シャンプーでクリーナー成分をしっかり落として乾燥させる

これはシラザン50の液剤を定着させるためにすごく重要な部分なので

手抜きせずにやった方がいいです

僕の場合、事前に全面研磨という作業をディーラーにて無償でしてもらったので

汚れやデポジット、水ジミなどは一切ない状態でした

無償でやる方法についてはこちらをお読みになって下さい

全面研磨はシミさえついていたらほとんどのオーナーさんが無償でやれる可能性があります

ディーラーコーティングからシラザン50へ乗り換えるベストな方法

続きを見る

というワケで、下処理でやるのはシャンプーのみだったんですが

それでも洗車と拭き取る作業には時間がかかりました

シラザン50は水分が混じると白濁するらしいので、しっかり拭き取り&乾燥させる必要があります

下処理手順はこちらで解説していますが、イオンデポジットクリーナーなどを使って

ご自身で汚れとシミを除去するなら、洗車完了までの作業だけで1日かかると思って下さい

シラザン50 コーティング前の下処理方法

続きを見る

 

ついでの話になりますが・・

コンプレッサーや充電式ブロワーがあるならそれを使うと時短になります

ちなみに僕はこちらを使いました

ブロワーは、シラザン施工後に洗車したり雨にやられた際、

シミの原因となる水滴を素早く吹き飛ばす小道具になるので

備えておけばずっと便利に使えます


 

洗車が終わり、乾燥させたら塗装面の油分を除去する脱脂という作業をします

ここでハプニング発生!

下処理方法の記事にも書いていますが、途中で脱脂剤がなくなりました

塗布してる間はゴム手袋で瓶の口を押えていたんですが、蒸発したみたいです(/ω\)

なので、スペアは絶対用意しておいて下さい

僕は瓶の大きさを見て不安になり、事前に買っていたので難を逃れましたが

蒸発しなかったとしても、付属でついてくる脱脂剤は車のサイズに関係なく一定量のようなので

大型車だったら足りなくなります

 

コーティング施工で感じた事

シラザン50ダイヤモンドプラス

まず、液剤の容量サイズに関してですが、

CX5はボンネットやルーフの面積が広いので、

足りなくなったら嫌だなと思いLLをチョイスしました

ですが、Lサイズでじゅうぶんでした

液剤が余ったらボンネットやルーフへ2度塗りしたり、

ドア内側にも使えるので無駄にはなりませんでしたけど

同クラスの車だったらLでいいと思います

軽自動車ならS、プリウスクラスならM、ハイエースクラスでLL、という感じですね

施工そのものに関して言うと、液剤の塗り方に2通りあるのでそこで迷いました

スプレーをボディ塗装面へ直接噴霧するやり方と、タオルに噴霧し塗り広げていくやり方・・

いったいどっちがいいのか??

前者だと広い範囲へ均等に塗り込めるんですが、

狙ったエリア外へ飛沫が飛び散る可能性があり、拭き残しがリスクになります

なので僕はタオル噴霧で狭い範囲にちょっとずつやっていきました

塗り込んだら乾いた別タオルで拭き取る作業があり

液剤が乾いてしまう前にやらないとどこまで塗ったか分からなくなるので

あまり広い範囲にやらない方がいいです

説明書にも明記されてますが、せいぜい50cm四方がいいところ

コーティングにかかる時間は動画を見ると30分とか言ってますけど

絶対にそれ以上かかります

丁寧にやりたいなら1時間はみておきましょう

ダイヤモンドプラスは液剤が2種類あるのでコーティング作業も2工程かかる事になります

A液+B液の1回目施工は、塗り伸ばしにちょっと抵抗がかかりやりずらかったです

おおざっぱなワイピング動作をするとタオルが滑らず落としてしまうので注意して下さい

C液+D液の2回目は、1回目と違って滑るように施工できるので作業時間が短縮できます

ここでちょっと気になったのは、硬化剤の量が1回目分と2回目分で全然違った事

2回目分は半分くらいしか入っていなくて、これが定量なのか不安になりました

充填ミスだったのか、適量だったのかは未だ不明

結果的には問題なくコーティングされたので、後者だったと僕は思っているんですけど・・

この2回のコーティング作業は連続で行えますが、終わったら2時間乾燥させ

最後にトップコート剤を施工します

トップコート剤は瓶1本だけなので、量的にはA液+B液の半分しかありません

なのでこれまでの作業のように使っていったら足りなくなるんじゃないかと心配になりましたが

意外に伸びがよく、結果的には全然大丈夫でした!

1回目2回目でかなりのツルスベ感になるので、ラクに塗布できます

合計2回のコーティングとトップコート剤のコーティングでかかった時間はおよそ5時間

隅々までこまめにやったせいもありますが、車は平面じゃないし凸凹があると意外と時間がかかりますから

やるなら午前中から始めて下さい

他、注意する点としては以下の2点

①黒い樹脂部分は最後にやる事

②ウィンドウガラスにはやらない

①の理由は、樹脂にコーティングするとタオルが黒くなるため

ボディと交互にやるとその黒い成分が塗装面に付着する恐れがあるので

樹脂面は最後に施工した方がいいです

②はガラス専用の撥水剤と比べるとちょっと性能が落ちるから

シラザンはガラス面に施工する事自体、何の問題もありません

しかし、ガラコやハイブリッドストロングと比べてしまうと撥水力が劣り

耐久性もどこまでもつのかデータがなく不安が残ります

ボディと違い、フロント&リアはワイパーする事だってあり、

サイドは窓ガラスを上げ下げする事がありますよね

このゴムによる摩耗にどこまで耐えられるのか・・・

仮に、ゴムに当たってる部分だけが摩耗し撥水力が弱まった場合

またシラザンを施工しなければならなくなります

ガラコなどの専用撥水剤を上塗りするって手もありますけど

シラザンとの相性はやってみないと分かりません

ですので、ガラス面への施工は極力避けて専用撥水剤を使った方がいいと思います

ちなみに僕は2か月~3ヶ月に1回、こちらを施工しています

かれこれ2年ほど使ってますが、他の撥水剤より強力で

耐久性も今まで使った中では断トツでピカイチです!


 

施工後の感想

シラザンする前はシミ防止のため1週間に1回スピードビードを施工していました

これ、やって2日くらいはスベスベ感が持続しますがやがて落ちていきます

この持続感のなさに慣れていたので、シラザン施工して最初に驚いたのがこのスベスベ感の持続でした!

1週間の間に2回雨が降ったにも関わらず、感触は施工直後とまったく同じ

運転席ドアノブの内側は一番手に触れるところで劣化しやすいハズなのに、ここも変わらず!

ツルツルしてるというよりはサラサラな感じなんですが、

これのおかげで水弾きはおろか、ホコリなんかもつきにくくなりました

雨中の走行でも風圧で水滴がなくなっていくのを視認でき、

ブロワーがあればササっと飛ばす事ができます

ただし、霧に近い微細な雨だと水滴が小さいためか、思ったほどには弾きません

しかし、拭き取り作業は今までよりもはるかにラクになり

汚れ自体もつかなくなるので洗車の頻度は間違いなく減らせています

僕はシミができにくく、防汚性に優れている事からダイヤモンドプラスをチョイスしました

なので艶とかは二の次でよかったんですが、これまたご覧の通り!

ポリメタルグレーは昼間見るとそれほど艶感を感じませんが

夜になるとスゴさが分かります

映り込みの輪郭がめっちゃクッキリ浮き出てるの分かりますか?

くすんだガラスは映り込みもボヤけますが、磨き上げたガラスは鮮明に反射しますよね

それと同じ事がボディに起きます☆

しかもこれ、2度の雨の後、ノーメンテで撮ったもの

1ヶ月後、2か月後が楽しみになってきました

 


 

ダイヤモンドプラス施工 まとめ

シラザン50は下処理が重要!

汚れ&シミ取り作業をしっかりやれば定着もカンペキになるので

ここが一番のキモになるといっていいと思います

ダイヤモンドプラスはコーティング工程が2回あるので

下処理に1日、コーティングに1日、計2日連続で施工するのが理想です

これは私見ですが、もし2日連続でできないようなら

初回にスタンダードのシラザン50を1日かけて施工し、

1週間以上おいたのちにダイヤモンドを施工する方法もアリな気がします

これだとスタンダードの施工でコツを覚えられ、ダイヤモンドを施工する際の助けになります

価格もスタンダード+ダイヤモンドとダイヤモンドプラスが同じくらいなので

様子見したい方や施術に不安がある方にもおススメです

シラザン50ダイヤモンドプラスはスタンダードを施工したユーザーから

もっとスゴイものはできないのか?という要望から作られました

スタンダードを施工したユーザーの中には2度塗りされる方もかなりいるようなので

2回施工しても問題はありません

シラザン50シリーズを専門業者がやるコーティングと価格比較した場合

スタンダードでも10万クラス

ダイヤモンドで20万以上

ダイヤモンドプラスになると50万の価値があるとも言われています

その真偽はともかく、使っている成分が樹脂系のレジンを主とした他社のものと違い

シラザン50はポリシラザンを主成分にした完全硬化する本物のガラスコーティング剤です

レジンの50倍以上の膜密度がある事で、水分に含まれた不純物がシミにくくなるのが特徴なので

コーティングしてしまえばその後にかかる洗車時間が短縮するのは間違いなく

ワックスやガラス系と呼ばれるケミカル剤を消費していくより維持費面でみても経済的です

今までは洗車後の拭き取りで吸水タオルを3~4枚使ってましたが

ブロワーさえあれば1枚でじゅうぶん!たった15分で作業完了です

時短になれば他の事に時間を使えますから、二次的な恩恵を考えたらその価値はプライスレス!

施工では面倒な部分もあったけど、本当にやってよかったと思ってます

 



 

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