カーライフ

ディーラーコーティングからシラザン50へ乗り換えるベストな方法

日本ライティングさんによると、シラザン50の施工は

既存のガラスコーティングの上からでも問題ないと回答しています

ですが、それは施工直後だったらの話

ディーラーコーティング施工後、時間が経過すれば汚れが付着するし

放置期間が長くなればシミが浸透する可能性が大

こんなヤワなディーラーコーティングとおさらばするために

防汚性能に優れ、洗車がラクになるシラザン50へ乗り換え検討されてる方も多いと思いますが、

ここでネックになるのがコーティング施工前にやる下処理!

シミ取りから脱脂、その間にシャンプー2回~拭き取り2回

この下処理をやらないとシミが付着した上にコーティングする事になり

シラザン自体もしっかり定着しなくなります

だからやらなきゃいけないのは分かってるけど、これがまた面倒

特にシミ=デポジットの除去には手間と時間がかかってしまいます

今回は、このデポジット除去作業をディーラーで無償で施工してもうらう方法をお話します

これから話す方法は僕が実際にやった事なので

下処理がネックになってシラザンしようか迷っているオーナーさんを

大いに後押しできると思います

 




 

無償で下処理してもらう条件

ここでみなさんにお聞きします

①ディーラーコーティングを申し込んだ際、

シミができやすくなる事を担当者から説明されましたか?

②シミ防止のためのメンテやその方法を説明されましたか?

③洗車後の水分や雨水を長時間放置しないよう言われましたか?

デメリットを話す事はディーラーにとってマイナスにしかなりませんから

おそらく、こんな説明をされた人はいないでしょう

しかし、ある意味この深刻なデメリットを説明しなかったからこそシミができたワケですから

原因はディーラー側にあると言っても過言ではありません

証拠となるシミがボディに残っていて、かつ①も②も③も聞かされなかったよ!って方は

無償で下処理をしてもらえる条件が揃ったも同然です

 

無償にするための理論武装

無償にするためには、シミができた原因が

ディーラーで施工したガラスコーティングにある事をしっかり指摘し、

愛車にできているシミを見せる事が条件です

自身で除去した経験がある方でも、そこはあえて話さずシミを残しておき

除去ができずに困ってる事を前面に押して話を進めて下さい

 

ディーラーのガラスコーティングでできるシミのメカニズム

ガラスコーティングの商品名はディーラーによって様々ですが

大元の成分はシロキサンというシリコン系ポリマーで作られています

これを樹脂と接着剤で固めたもの(=レジン)がほとんどで

手作りのアクセサリーなんかを固める材質としてよく使われています

僕がCX5に施工したMGプレミアムコーティングもこれでした

特長として、分子間の結合レベルが低い事があげられ

分子間の隙間が大きい事から水分に含まれた不純物も浸透しやすくなります

出典:日本ライティング

この図はシラザン50を開発した日本ライティングさんからの引用になります

これを見れば、いかにディーラーコーティングが不純物を浸透しやすくしているか、

いかにイオンデポジットや水ジミになりますいかが分かりますよね

このメカニズムや自社のコーティング材質がなんであるかは、

ディーラーのほとんどの担当者が把握していません

また、分子間の密度が高い本物のガラスコーティング剤は

日本ライティングさんの開発したシラザン50以外には絶対ありえないので

ディーラーコーティングはほぼシロキサン系って事になり

この点を説明してやると、シミができた原因が

分子結合の甘い自社コーティングにあったと認めざるを得なくなります

 

ご自身の経験

ガラスコーティングというものが登場する以前から愛車のケアをしてきた方なら、

いかにディーラーのガラスコーティングがシミになりやすいか実感していると思います

イオンデポジットや水ジミは理論上、塗装面の上で乾けばどんなコーティングにもできます

・・が、以前の車はシャンプーやちょっとしたケミカル剤でカンタンに除去できましたよね?

しかもこんなシミはそうそう頻繁にできたりはしなかった

この違いを経験としてお話してみて下さい

①ディーラーコーティングしたらやたらシミが目立つようになった

②なぜこんなにシミができるのか

この点について説明を求めれば、たいがいはギブアップし無償で除去作業に応じてくれます

保証外とか言って拒否するような態度に出てきたら

事前にデメリットの説明がなかった事を話してみましょう

デメリットを知っていたらこんな高額な施工なんてしなかった・・と!

ちなみにこのシロキサン系のレジンという物質は厳密にはガラスではありません

樹脂なんです

証拠に、炎を当てたら燃えます

しかも原価はたったの数千円のぼったくりコーティング!

ゴネてきたらここを指摘して下さい

ただ、担当者もおそらくこの辺の知識はないハズで初めて聞く人もいるでしょう

なので喧嘩腰にならず冷静に話を進めていくのがコツです

 

除去作業を下処理に変えるには?

シミの無償除去作業に応じてくれたら、ここで担当者にシラザン50の話をします

「近いうちにシラザン50を施工するので、完全に除去したらよけいなコーティングはせず

中性のワックス抜きシャンプーで洗車するだけでいい」と伝えて下さい

シラザン50を施工する前にやる下処理で一番面倒なデポジット除去作業は

これでやらずに済む事になります

除去作業はたいがいディーラーではなく、専門に契約しているプロの業者がやりますから

ご自身でやるよりは安全で確実です

 

作業の日取りは重要なポイント

この除去作業が完了したら、あとは脱脂してコーティングするだけ!

・・ですが、除去作業は数日かかる事がほとんど

日数はおよそ3~4日なので、預けた日から受け取る日までのスケジュールを

しっかり計算しておきましょう

理想としては受け取ったその日にシラザンコーティングするのがベスト!

シラザン50をコーティングする日は晴れか曇りじゃなきゃいけません

返ってきたその日に雨だったら延長するしかなくなり

日にちが経てばそれだけ汚れますから、

再度、付属の専用中性シャンプー洗車と拭き取りが必須になります

天気は運だったりもしますから、もし雨になってしまったら焦らず予定を立て直しましょう

 

無償で下処理をする方法 まとめ

ディーラーに無償で下処理してもらう手段はこれで理解できたと思いますが

あまりにも手入れしていない汚い車だと説得力に欠けます

実車を持ち込む時はシャンプー洗車くらいはしておきましょう

シミができた塗装面を見せる事も条件ですが、

大事に乗ってるからこそ困ってるんだと訴えるのが一番です

あとはシミができるメカニズムを担当者に尋ね、

答えられなかったらこちらが淡々と説明していくのみ

形としては間違いなくクレームになりますが、だからといって大きく出過ぎて

周囲で商談しているお客さんに聞こえるような声で話してしまったら

ディーラー側も認めたくなくなりこじれてしまうので落ち着いて話を進めて下さい

無事に除去できた事を確認したら、労をねぎらう意味でも感謝のひとことを添えるくらいが

その後のディーラーとの関係をよくしていきます

 


 

オマケ 僕がやった実際の話

先日、こんな深刻なシミをルーフに見つけてしまいました

微妙な逆光でしか浮かび上がらないので画像だと分かりにくいんですが

白いリング状のシミがかなり広い範囲にこびりついてます

水ジミっていうのはイオンデポジットが悪化したもので

ここまで形成されるには早くても1か月以上かかります

毎週末、洗車しては拭き上げをしてきた僕にとって、

こんなシミができるなんてこれぽっちも心当たりはありません

しかし、記憶がないからといって放置はできません

できてしまったなら酸性クリーナーかコンパウンドで除去できるだろうと

おそるおそるやってみました

ところが・・・・・

酸性クリーナーはおろか、コンパウンドでさえぴくりとも改善しなかったんです

経験のある方ならご存じでしょうけど、コンパウンドを使えば水ジミはほぼ落とせます

ちょっとしたひっかき傷でさえ徐々に改善されていくのに、何度やっても変化がなかった・・・

変化がないという事は、すなわち被膜の下にあるって事になりますよね

という事は、マツダさんで施工したコーティングの被膜下にあるという事になり

もしそうなら納車前からあったという結論になります

で、さっそくディーラーに持ち込んでこの説明をし、診てもらったところ

「これは花粉によるシミで、納車後にできたものなので保証外になる」

という回答が返ってきました

あべこべな答えで苦し紛れ過ぎて笑っちゃいますよね

水ジミでさえ作らないよう注意してきたのになんで花粉??

目に見えないほど微細なミネラル成分がしみ込んだならまだしも

目視できる花粉がしみ込んだなんて、そんな子供だましみたいな話、理解できません

仮に花粉ジミだったとしたら、コンパウンドでいくばくかは改善できるハズなのに

この説明ではそこに疑問が残ります

なので僕は、花粉によるシミなら、なぜそれが形成されこんなに除去できなくなっているのか

メカニズムの説明を求めました

つまり、しみ込んで定着してしまったそもそもの原因です

すると・・やはり説明できなかったんですよね

そこでこちらからMGプレミアムコーティングが

シロキサン系の膜密度が低いものでできていて

分子間の隙間が大きいから不純物が入り込みやすくなるんだと説明しました

この事実を僕が知ったのは納車後で、頻繁にシミができる事がきっかけとなって

徹底して調べ上げた事も伝え、保証外ならそれでいいが

再度MGプレミアム施工を要求しているワケではない事も伝えました

やって欲しいのはキレイさっぱりリセットする事だと!

研磨し直す作業なら再度コーティングするより費用が安かったのかもしれませんが

これでディーラーも了承し作業する事を約束してくれました

悪評はじわじわと広がっていくもんですから、何も対応せずにいたら傷口は広まるばかりです

ディーラーもこのあたりのリスクを考えたのかもしれませんね

 



 

 

 

 

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