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シラザン50 コーティング前の下処理方法

先日、シラザン50ダイヤモンドプラスを施工しました

ダイヤモンドプラスは通常のシラザン50やダイヤモンドより1工程多いので

その分、時間がかかりますが、下処理に関しては共通になります

シラザンを施工するのはもちろん初めてだったので、ここで得たノウハウは

これから施工する初めてのオーナーさんにもお役に立つと思います

 




 

シラザン50施工前の下処理方法

これから解説する方法はシラザン50に3つある全てのグレードに共通です

シラザンのコーティング自体はそれほど手間のかかるものではないんですけど

下処理は意外に時間がかかります

ここをしっかりやるかやらないかで輝きや効果も違ってくるので丁寧にやっておきましょう

 

手順その① 洗車~拭き上げ~デポジット確認

まずは市販の中性洗剤で洗車をし、その後、しっかり拭き取ります

隙間から水滴が垂れてきたりすると本番コーティングが台無しになるので

時間をおいて乾燥させて下さい

次に、水ジミやイオンデポジットが付着している場所を確認しましょう

硬く絞った濡れタオルで拭き上げていくとデポジットが浮き上がり

目視しやすいのでやってみて下さい

汚れは水滴が残りやすい水平なルーフやボンネットにできやすいです

ボディ色と比較してやや濃いめの丸いシミがあったら、それはイオンデポジット

イオンデポジットより大きめで、周囲に輪郭があるものが水ジミです

水ジミはイオンデポジットクリーナーでも落とせない場合があり

残してしまうとシラザン施工後、硬い被膜の下に永遠に保存されてしまうので要注意!

もし見つけたら酸性クリーナーかコンパウンドで除去しておきましょう

水ジミ/イオンデポジットの確認ができたら、おおざっぱでもいいので

どこにどれくらいあったかを把握しておいて下さい

次の工程でやる除去作業の際、役に立ちます

 

 

手順その② デポジットクリーナー~専用シャンプー

ここで日本ライティングさん純正のイオンデポジットクリーナーを施工するんですが

僕はこの工程を研磨作業としてディーラーさんに無償でやって頂きました

方法は後半で紹介しています

さて、イオンデポジットクリーナーですが、今回僕は使っていませんが

過去、シミ取り作業で何度もした事があるのでその体験を元に説明すると

一番重要なのがシミがある場所を覚えておく事!

クリーナーを塗布すると、シミは目視できなくなります

まんべんなくやったつもりで洗い流してみたら・・・まだ残ってた!

なんて事を過去何度も経験しているので、ここは気を付けて下さい

日本ライティングさんのクリーナーも、僕が使ってたリンレイのウルトラハードクリーナーも

共に油分が含有されているので、作業後の洗車はしっかりやる事!

残してしまったらコーティング剤がうまく乗らなくなります

日本ライティングさんのクリーナーは、水に浸し硬く絞ったマイクロファイバータオルを使うよう明記されています

リンレイのアルカリ性クリーナーは量もじゅうぶんなので残量を気にせずできましたが

日本ライティングさんのクリーナーは量も少なめな印象なので残量を意識した方がいいと思います

かなり伸びるようなので、しみ込んだ液剤がかすれてきたタイミングで足してやるのがコツ

塗り込んだら今度は日本ライティングさん純正の中性シャンプーで洗い流します

シャンプーはこれで2度目になりますが、ここでは必ず純正シャンプーを使用して下さい

他社製の中性シャンプーの中にはごく微量にワックス成分が含まれているものがあり

これを使ってしまうとシラザンの定着が悪くなりますから必ず守って下さい!

もし純正がなければ食器用洗剤を使うよう公式でも案内しています

 

手順その③ 脱脂する

ゼウスクリア シラザン50専用脱脂剤

脱脂剤は日本ライティングさんからも購入できますが

揮発性が高いのでたぶん1本では足りなくなる可能性が大

実際に僕もやってみましたが、ゴム手袋で瓶の口を押えていたにも関わらず

途中で蒸発したのか、半分ほどやったところでなくなってしまいました

ボディだけならなんとかなる量だったのかもしれませんが

僕はドアの内側部分とかも施工したため、そこでロスしたのかもしれません

もし心配なら市販の車用脱脂剤を買い足しておきましょう

ここでしっかり脱脂しておけばシラザンもしっかり定着します

 

手順 まとめ

シラザン50施工前の下処理はこんな感じですが

もし水ジミがあったら、その除去作業でヘタしたら丸1日かかってしまいます

シャンプーし、完全乾燥させるには相応の時間もかかりますから

万全を期すためにも乾燥を含めた下処理には1日かけた方がいいです!

ただし、最後にやる脱脂は翌日にやるコーティング施工当日がベスト

前日にやってしまうとホコリが乗っかる可能性があり

まんまコーティング作業に移るのはリスキーでおススメしません

シラザン50の施工にあたっては、雨の日施工が絶対にダメなので

天候(雨と風)にも注意です

2日続けて晴れ、または曇りだと気圧が安定していて風も強くは吹きませんから

天気予報で施工日を決めておくといいでしょう

また、花粉が飛ぶ時期にも要注意!

春先と秋の花粉が飛ぶ季節にやると台無しになっちゃいますからね

 


 

研磨処理を無償でやってもらった話

ディーラーで施工するガラスコーティングは、そのほとんどが

シロキサンというポリマー形成された物質を樹脂=レジンで固めたモノ

非施工のボディよりシミができやすくなるのが特徴です

かくいう僕のCX5もこれのおかげでシミができやすくなってしまいました

マツダオリジナルのMGプレミアムはCX5の納車前についでにやってもらったんですが

契約時、シミのリスクやメンテナンスの必要性は一切説明がなく

いわばこれが元でなってしまったワケなので

この事をディーラーへ伝えたところ、シミに関しては保証外で

再度MGプレミアムを施工する事はできないと言われました

が、そもそもシミになりやすいシロキサン系のコーティングはするつもりもありません

単純に、リスクとメンテの必要性を事前に受けていなかったのが原因でできたシミに関して

どうするかという話に持っていったら、無償で再度研磨し直す事を約束してくれました

詳しいいきさつはこちらで紹介しています

 

ディーラーコーティングからシラザン50へ乗り換えるベストな方法

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