カーライフ

マツダCX5 経年による不具合レポート

いつまでも新車だと思って乗ってきた僕のCX5も

気が付いたら2年が経ち、気になる不具合があちこちに出てきました

本記事では、経年で劣化してきた部分の症状と、その対処について解説しています

いずれも保証期間内であればディーラーで無償でリペアしてもらえるものばかりなので

いつまでも新車時のような感覚で長く乗り続けたいオーナーさんや

これからマツダ車を検討している方はぜひ参考にして下さい!

 




 

2年で発生した不具合箇所

こちらが今回ディーラーに対処してもらった4か所の補修内容の書面です

どれも今すぐに修理するような重度のものではなく

あくまで不満に感じていたものばかりでしたが

中には故障につながった可能性のある案件もありました

 

①ダッシュボードの振動音

振動ノイズが発生したコンソール部

約1年ほど経った頃、ダッシュボードのセンター付近から振動ノイズが発生するようになりました

粗い路面を低速で走行すると「ジジジジジジ」と耳障りな音がけっこうなレベルで車内じゅうに響きます

冬場はパーツが縮むためか、特に大きくて運転中も気になるほどのレベル

冬を越え、温かくなってきたら振動音も低くはなりましたが、収まる気配はありません

いったいどこからこのノイズが発生してるのか??

エアコンの吹き出し口のあたりから聞こえてくるんだけど、明確な場所が分かりません

そこで、ディーラーメカニックさん同乗でノイズを聞かせ、発生原因を探ってみました

はじめにメカニックさんが提案したのがこのパーツ

ここを外した状態で走ってみたら原因が分かるかもって言うのでやってみました

やり方は、グローブボックスを開けて、下図の赤い矢印部分を左手で抑えながら

黄色の矢印部分に下から指を入れて手前に引っ張るだけ

結果、ここを外した状態で路面の粗い道路を走ってみたらノイズがピタリと収まりました

しかし、このパーツ自体には振動ノイズを発生させるような部分が見当たらず

もし、この内部から発生しているならもっとこもったような音がするハズです

結局、明確な対処法が見つからなかったので、

この内部周辺の隙間に緩衝材などをはさむ処置をしてもらいました

その後、2日くらいはノイズが消えて安心していたんですが

次第にまた再発し、根本解決できていない事が判明

マツコネ画面や吹き出し口を抑えるとノイズが消えるので

やはりこの近辺に変な隙間があって、そこから共振しているに違いありません

で、なにげに停車中に吹き出し口を触っていたら・・・ようやく発見しました!

それがこちら!

指でこの部分を上に押してみたら、ギシギシとあの振動ノイズと同じ音がしたんです

そこで確認のため、応急的に黒い発泡スチロールを適度な厚みに切って

疑惑の箇所へはさんでみたところ、ピタリと収まりました!

白だと目立つしカッコ悪いので黒にしましたが

もし同じようなノイズが発生していて困っているオーナーさんがいたら

試しにこれやってみて下さい

CX5 エアコン吹き出し口

この振動ノイズは、おそらく走行中、粗い路面からの振動が

フロア下から伝わる事で発生しているんだと思います

設計精度が悪いのか、吹き出し口パーツの材質の問題なのかは不明ですが

次回、ディーラーに出向いた際、この件を話してみようと思います

 

②ブレーキキャリパーのカラー塗装の劣化

これ、マツダだけがやっているオプションメニューで

僕意外にもやられているオーナーさんをたまに見かけます

他車さんのを見ると、古いタイプの車両でもきちんと塗装が乗っているので

たまたま僕のCX5だけに生じた施工ミスなのかもしれませんが

2回目の冬を迎える頃にはもうこんな状態になっていました

ブレーキキャリパーの塗装剥離

塗装の剥げ方を見ると、異物を巻き込みやすい前輪よりも

後輪の劣化が激しかったため、塗装前の下地処理がしっかりされていなかったのが原因かもしれません

この点をディーラーへ説明し、2年も経っていなかった事から

無償で再塗装してもらいました

再塗装されたブレーキキャリパー

ひどかったのは左後輪だったんですが

ひとつだけだとバランスも悪いし、そこ一か所だけ再塗装しても

その後にまた別のキャリパーも剥げる可能性があるからと

ディーラーの計らいで4つ全てを再塗装してくれたのは嬉しい対応でした

結果はご覧の通りで、念を入れて2回塗装したそうなので

これでしばらくは安心できそうです

こういう気遣いをしてもらえるとディーラーへの信頼も深まりますよね

 

③エンジンを切った直後に発生する異音

この症状は2年に差し掛かろうとした頃から発生しました

エンジンを切った直後、カエルが窒息でもしたかのような(笑)

「キュー」みたいな異音がフロント右側ダッシュボードのあたりからするようになったんです

この音は同乗してもらったメカニックさんにも聞いてもらい

原因は後部ドアのロックアクチェーターと呼ばれる部分が原因と分かりました

発生源が後ろにあると聞いてちょっと不思議に思いましたが

前から聞こえたように感じたのは音の反射による錯覚だったようです

ロックアクチェーターは、エンジンを切った後、

全てのドアのロックを解除するのに使われているらしいんですが

ここもマツダ車全体にたまに見られる症状のようで

見過ごしたままにしておくと、最悪の場合、ドアロックの制御全体が故障するんだそうです

なのでここはみなさんも注意した方がいいと思います

切った直後にわりと近くからキュウ♪みたいな音がしたら

すぐディーラーで対処してもらって下さい

 

④フロントブレーキの不具合

信号待ちなどでブレーキを踏んでいて、発進しようとした瞬間

フロントブレーキがロックしていてひっかかるような感覚になる事がありました

うまく説明できないんですが・・車を進めようとブレーキから足を離しているのに

まだキャリパーがディスクをつかんでいる感じ・・なんです

一瞬の事ではあるんですが、キャリパーがディスクから離れた瞬間に

「ゴツ」っていうような異音もしていました

この症状も冬場によく発生していて、暖かくなってきたら収まりました

ディーラーに持って行ったのが春頃で、症状の再現ができなかったので

何が原因かはまだ分かっていませんが、寒い時期に発生していた事を考えると

ブレーキの油圧系統だと思います

ここを指摘したら、キャリパー組み直しとブレーキオイルの入れ替え&調整で対処してくれたので

ひとまず安心はしていますが、冬場になったらまた様子を見ようと思ってます

 

マツダ車の経年による不具合 まとめ

ここで紹介した経年による不具合は、過去に乗り継いできたニッサンやスバルでは

経験した事がないものばかりでした

あくまで僕の個人的な印象として言わせてもらうと、

これらの原因は製造段階での精度の甘さが素因になっているような気がします

といっても、いずれも安全性に問題が生じるようなものではないので

すぐさま深刻になる必要はありませんが、ちょっとした異常であっても

それを感じ取る感覚は持っておいた方がいいです

わずかでも違和感を感じたら、なる早でディーラーに持ち込み対処してもらいましょう

メーカーを問わず、車は機械ですから、ここで紹介した事以外にも

経年劣化は各所で起こりうるものです

これらのトラブルは保証期間内であれば、何度でも無償で対応してもらえますし

そうやってケアしていく事が愛車をいい状態で安全に長く乗るコツにもなるので

ぜひ意識してみて下さい

ちなみに、ここでは話が長くなるので紹介していませんでしたが

MGコーティングもかなりひどく経年劣化します

施工しいてるオーナーさんはこちらの記事を参考にして下さい

マツダのボディコーティング MG-PREMIUM経年レポート

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ディーラーコーティングからシラザン50へ乗り換えるベストな方法

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