カーライフ

タイヤは水洗いだけでいい その理由

洗車してボディコーティングを施し、ピカピカに仕上げたあと

タイヤが汚れていたりすると気になってしまいますよね

みなさんはタイヤのケアに何を使ってますか?

タイヤワックス? 専用クリーナー?

いえいえ、タイヤはそんなケミカル剤を使わず、ブラシで水洗いするのが一番なんです

ケミカル剤を使うとよけいに汚れてしまったり、劣化の原因になる可能性があり

あまりおすすめできません

過去、いろんなケミカルを試してきた経験から

実証テストをお見せしつつ、理想のタイヤケアについてお話します

 




 

タイヤワックス

タイヤのサイドウォールが汚れた時、水をかけると

乾くまでの間、わずかな時間ですけど黒くなりますよね

この現象を持続させればタイヤは黒々として見えるワケで

タイヤワックスは成分を油性にする事でこれを実現させています

しかし、油性のワックスはタイヤ自体に含まれている劣化防止剤をも染み出させ、

寿命を縮めてしまうのでおススメしません

こちらはタイヤワックスを施工し、ツヤがなくなってきた頃に撮ったもの 

タイヤワックスが乾き茶色くなったサイドウォール

周辺に茶色い部分がありますよね?

老化防止剤が染み出した部分

これ、泥汚れではなく劣化防止剤が染み出したものなんです

タイヤワックスがツヤ感を出してくれるのはせいぜい10日ほどで、

ワックス成分が乾いていくと油分で染み出した劣化防止剤が浮き上がって

次第にこうなってしまいます

見た目もあまりいいとは言えませんよね

 

タイヤクリーナー

クリーナー成分には界面活性剤も含まれているので

これもまた茶色の劣化防止剤を染み出させる要因になります

今回は試しに最近発売されたこちらの製品を使って実験してみました

説明書通り、はじめに水洗いをし表面の軽い汚れを落としてから施工開始

すると、5秒と経たずにこんな茶色い泡ができまくりました

老化防止剤が流れ出したタイヤ

施工し数十秒の間に発生した謎の茶色の泡

なぜこんなに茶色い泡が出るんでしょう?

施工する前の画像を見てもお分かりの通り、一部に茶色の部分はあるものの

こんな全体が派手に茶色くなるような汚れはなかったハズ!

施工前のタイヤ

 

これがつまり劣化防止剤なんです

茶色く化学変化しているため、いかにも汚れが浮き出たみたいに感じますが

そのほとんどは劣化防止剤なので、無理やり染みさせてしまった事になります

タイヤに含まれていた劣化防止剤を浮き出させてしまうと

施工後に水洗いしたくらいじゃ取れなくなり、結果的にはさらに汚れた状態になってしまいます

全体が茶色くなってしまったタイヤ

施工後、水洗いして乾いてきた状態

これを繰り返せばタイヤの劣化を早める事になってヒビ割れなどを誘発しかねません

タイヤメーカーでも洗浄剤やワックスは推奨していないので

水洗いでケアするのが一番安全な方法になります

 

まとめ 理想のタイヤケア

タイヤに含まれている劣化防止剤は油性なので

同じ石油系クリーナーやワックスを使えば当然シミ出してきます

シミ出せば未施工のタイヤより劣化は早まるでしょう

しかしそれは理論上の事であって、実際にはそれほど影響ないようにも思います

実際、ワックスをやり過ぎてヒビ割れしてしまった!なんて話も聞いた事ないですからね

タイヤワックスには紫外線から守る成分などが含まれているものもあり

劣化防止剤が染み出すデメリットよりも

紫外線から守るワックスを使った方が現実にはタイヤに優しい気がします

ただ、問題なのは茶色の汚れです

クリーナーは施工した結果、あれだけの汚れになってしまうので

冒頭でも話した通り、水洗いするのがベスト!

ひどい汚れがあったら通常より薄めた中性のカーシャンプーを使って

ブラシで処理すれば落ちます

ワックスはUV効果があるものを選び、茶色くなるのがどうしても嫌なら

劣化防止剤が染み出さない水性のワックスを使う事をおススメします

こちらはタイヤメーカーが作った製品なので安心して使えます


 

 



 

 

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