その日は唐突にやってきました
納車して間もない頃に1度だけしか作動してなかったので
そういうシステムがある事すら忘れていました(笑)
燃料噴射系クリーニング
このマツダ独自のクリーニングシステム
中にはDPF再生システムと混同してしまっている方もいるようなので
今回はノズルクリーニングとDPFの違いとそれぞれの役割ついてお話しします
燃料噴射ノズルクリーニングとDPF再生の違い
燃料噴射系クリーニングはシリンダーへ燃料を噴射するノズルをクリーニングするシステム
DPF再生は燃焼後の排気に含まれた煤を車体後部にあるタンクに溜め
軽油を使って完全に焼きり処理するシステムで、それぞれ別個のシステムになります
ノズルクリーニングはエンジン側で行われ
DPFは車体後部にある左右2本のマフラーの間にあるボックスの中で行われます
作動状態を知るには?
ノズルクリーニングが作動すると
インパネの中央にメッセージが表示されるので誰でも気づくハズ!
こんな感じです ↓ ↓
一方、DPF再生は作動していてもマツコネを操作しない限り目で確認する事ができません
確認方法はこちらで紹介しています
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マツダディーゼルのDPF再生を確認する方法
続きを見る
それぞれのシステム作動間隔
DPFは運転する条件にもよりますが
燃焼噴射クリーニングよりも頻繁に行われています
いずれもちょい乗りが多いほどその間隔は短くなりますが
ノズルクリーニングはDPF再生ほど多くはありません
あくまで僕の場合ですが・・・
ノズルクリーニングの1回目は納車して間もない頃に作動し
2回目は約7000kmになってからでした
運転環境は日々の通勤で1日50kmほど
1回の走行距離が20km以上、約30~40分運転していれば
そうそう作動するものじゃないって事ですね
対してDPFは走行すれば必然的に溜まるものでおよそ300km間隔で作動しています
作動間隔が短くなる原因
燃料噴射クリーニングは、軽油に含まれる硫化物や硫黄分などが溜まりやすい
ある一定の条件下で運転した際に作動します
このシステムについてはディーラーメカニックさんからお話を伺い
こちらの記事で詳しく解説しています
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マツダディーゼル 燃料噴射系クリーニングの仕組みと対策
続きを見る
DPFはアイドリングやチョイ乗りなどの
煤が発生しやすい運転を繰り返すと間隔が短くなります
このシステムの作動回数を減らす方法についてはこちらを参考にされて下さい
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【マツダディーゼル】DPF再生を確実に減らす走り方
続きを見る
燃費にどれくらい影響する? 作動時間は?
この二つのシステムは動作させるために燃料、つまり軽油を使います
燃料噴射系クリーニングは停車時の場合、
1500回転をキープさせノズルを高温にする事で処理していて
DPFは溜まった煤を焼き切るために軽油を噴射させています
いずれも動作すれば燃費は悪くなるワケで、これは作動時間の長さや
間隔する間隔によって燃費への影響具合も変わってきます
これはあくまで僕の場合のデータになりますが、
燃料噴射系クリーニングは作動時間が長くなる冬場がもっとも悪く
満タンでの走行距離が普段と比べて約50kmほど悪化しました
DPFは300km~510kmの間で作動しているので満タンだと最低2回は作動します
作動している間はインパネに表示される燃費アベレージが0.3~0.5kmほどマイナスになります
ちなみに、燃料噴射系クリーニングの作動がなかった場合の実燃費は平均で18km前後なので
まぁまぁいい方だと思っています
まとめ
CX5もグレードによりけりですけど、
なんだかんだオプションを付けたら総額で400万を越えます
決して安い買い物じゃないですよね
愛車を長もちさせたいなら運転環境に応じたエンジンを選ぶ事をおススメします
SkyAcitive-D2.2(ディーゼル)は
1回の運転が最低でも15分以上、10km以上乗る方におススメ
街乗りが多く、あまり距離を走らない方は
SkyAcitive-Gのガソリンモデルにした方がいいでしょう
詳しくはこちらで解説しています
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CX5 ディーゼルの恩恵を受けにくいドライバーさんとは?
続きを見る
クリーニングシステムも機械ですから
頻繁に作動させていれば寿命にも影響します
燃費がいいディーゼルは軽油も安くコスパ的には魅力ですけど、
長い目で見たらそれなりのメンテやリスクもありますから
街乗りがメインのドライバーさんだったらディーゼルよりガソリンの方がいいかもしれません