その日は唐突にやってきました
納車して間もない頃に1度だけしか作動してなかったので
そういう機構がある事すら忘れていました(笑)
燃料噴射ノズルクリーニング
このマツダ独自のクリーニングシステム
中にはDPF再生システムと混同しちゃってる方もいるようなので
今回はノズルクリーニングとDPFの違いについてお話しようと思います
燃料噴射ノズルクリーニングとDPF再生の違い
燃料噴射ノズルクリーニングは文字通り
エンジンシリンダーへ燃料を噴射するノズルをクリーニングするシステム
DPF再生はエンジンで燃焼した排気に含まれる煤を完全に焼き切って処理するシステムで
それぞれ別個のシステムになります
ノズルクリーニングはエンジン側で行われ
DPFは車体後部にある左右2本のマフラーの間にあるボックスの中で行われます

これがCX5のDPF装置
作動状態を知るには?
ノズルクリーニングが作動すると
インパネの中央にメッセージが表示されるので誰でも気づくハズ!
こんな感じです ↓ ↓
一方、DPF再生は作動していてもマツコネを操作しない限り目で確認する事ができません
確認方法はこちらで紹介しています
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マツダディーゼルのDPF再生を確認する方法
続きを見る
それぞれのシステム作動間隔の違い
DPFは運転する条件にもよりますが
燃焼噴射クリーニングよりも頻繁に行われています
いずれもちょい乗りが多いほどその間隔は短くなりますが
DPF再生ほど多くはありません
あくまで僕の場合ですが・・・
ノズルクリーニングの1回目は納車して間もない頃に作動し
2回目は約7000kmになってからでした
運転環境は日々の通勤で1日50kmほど
1回の走行距離が20km以上なので
これだけ走っていればそうそう作動するものじゃないって事ですね
対してDPFはこの状況でおよそ300km間隔で作動しています
間隔が短くなる原因
噴射ノズルクリーニングが頻繁に作動する原因としては
1回の運転間隔が短く、チョイ乗りが多い事
それと長時間のアイドリングが考えられます
チョイ乗りだとエンジンが温まる前に切ってしまう事になり
ノズルに付着した軽油が蒸発せず次回エンジンを回した際に完全燃焼せず
結果、煤として残ってしまうんだと思います
通常、一般のディーゼルエンジンは圧縮比が高く設定されているので
こういった問題は起きにくいんですけど
マツダのディーゼルはクリーン排気を狙って圧縮比を下げているため
ノズルが汚れやすいとも言えます
マツダもそこを分かっているのであえてこのクリーニングシステムを取り入れたんでしょうね
燃費にどれくらい影響する? 作動時間は?
どちらも作動時間が長いほど燃費は悪化します
上記で述べたように、あくまで僕の運転環境での話になりますが
DPF再生はインパネで確認する限り、最低でも0.2kmは悪化します
一方、噴射ノズルクリーニングは0.1kmほどマイナスになった程度でした
DPF再生中はエンジンの回転数こそ上がりませんが
溜まった煤を焼き切るために燃料を使っているため
噴射ノズルクリーニングより燃費が悪くなるようです
作動時間はDPFが10分弱
噴射ノズルクリーニングは車両が停止した状態で行われ
アイドリング回転数が1600rpmにまで上がり15分強ほどかかりました
まとめ
CX5もグレードによりけりですけど、
なんだかんだオプションを付けたら総額で400万を越えます
決して安い買い物じゃないですよね
愛車を長もちさせたいなら運転環境に応じたエンジンを選ぶ事をおススメします
SkyAcitive-D2.2(ディーゼル)は
1回の運転が最低でも15分以上、10km以上乗る方におススメ
街乗りが多く、あまり距離を走らない方は
SkyAcitive-Gのガソリンモデルにした方がいいでしょう
クリーニングシステムも機械ですから
頻繁に作動させていれば寿命だって悪くなります
燃費がいい軽油の方がコスパ的には魅力ですけど、
長い目で見たら修理リスクも考えなきゃいけません
街乗りタイプのドライバーさんにディーゼルは向いていないと思います