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【冬場の車のサビ止め対策】防錆処理のススメ

冬になったら雪が降って当たり前!

北国に住む人たちからしたらしごくフツーの事なんだけど

今年は普段降らないような四国や九州なんかでも大雪に見舞われていますね

こうなるとスタッドレスタイヤが必須になって慌てて装着する人もいますが

それだけで安心しちゃいけません

意外と知られていないのが冬の塩害対策

雪が降った後、乾いた道路が白くなってるのを見た事ありませんか?

あれこそが車にとって大敵となる・・・融雪剤です

融雪剤って正式には「塩化カルシウム」といってれっきとした塩でできています

塩は鉄に浸食し腐食させる最大の原因

知らずに放っておくとエンジンやサスペンションなどの下回りがあっという間に劣化し

愛車の寿命を縮めてしまう

今回は、この融雪剤から車を守る防錆処理のお話です

 




 

 

防錆処理とは?

錆止め効果のある液剤を黒い塗装液に混ぜ

ボディの下回りに噴霧するのが防錆処理=アンダーコートです

こちらは処理された後のフロントサスペンション

ちょっと融雪剤が付着していますが黒く塗られているのが分かりますよね

カンタンなものなら某カーチェーンショップでも数千円でやってくれますが

僕は絶対おススメしません

たったの30分程度で防錆処理なんてできるワケありません

あれは単に塗りたくるだけのもので

細かいところまでしっかりやってるワケじゃないし

すでに融雪剤が付着していたらまったく効果はありません

防錆処理で有名なのはノックスドールですが、効果は3年

費用は5万円以上します

懐に余裕があるならノックスドールがベストなんだけど

そこまで予算かけたくなかったので僕はディーラーで施工してもらいました

 

施工にかかる時間と費用

防錆処理をしっかり行うには、

まず下回りに付着している汚れを除去しなければいけません

細部に渡って丁寧な洗浄を行い、その後しっかり乾燥させてから塗装を行います

かかる時間はおよそ8時間ほど

長い!って思うかもしれませんけど

エンジン下部を保護する鋼板を外したりするので相応の時間はかかります

費用はマツダの場合、乗用車なら車種を問わずで一律2万円弱でした

この処理は各メーカーディーラーで取り扱っているので

金額については問い合わせてみて下さい

 

防錆処理の有効期限

防錆処理の有効期限はメーカーや施工の仕方により若干違うかもですが

マツダの防錆処理はおよそ2年間有効との事

これは懇意にしてるメカニックさんが断言したので間違いないです

1年しかもたないとなったら毎年2万って事になるので

ちょっと考えちゃいますが、2年なら納得です

 

防錆処理のタイミングと推奨する地域

防錆処理をするなら雪が降る前にやっておくのがベスト

ただし、11月~年末はタイヤ交換予約が殺到するので

いきなりお願いしても受けてもらえません

やるなら秋口に予約を取り12月初旬までにしておくといいでしょう

防錆処理は融雪剤を頻繁に使う地域に強くおススメします

北海道のようにしょっちゅう降ってて常に道路に雪があるようなところは

ちょっとまいたくらいじゃ追いつかないのでそれほど使われません

融雪剤による塩害を心配しなきゃいけないのは、たまにしか降らない地域

こういうところはドライバーも雪の路面に慣れていないため

事故防止という観点からかなり頻繁に融雪剤がまかれるので施工するのがベターです

また、冬場に限らず潮風が吹く地域では年間を通して塩害リスクがあるので

これもまたおススメです

 

防錆処理まとめ 注意点

ディーラーで施工される防錆処理は決して高いワケじゃないけど

安いってワケでもないですよね

なのでどんな工程でどのように施工してくれるのか、

内容はしっかり確認しておきましょう

できるなら作業を担当するスタッフと直接話せるお店がいいです

処理された後はまんま放置でいいワケじゃなく

コイン洗車などで下回りを定期的に洗浄しておいた方が効果も長持ちします

ただし、間近でジェット噴射するのは塗装を弱めてしまうのでご法度!

50センチ以上の間隔をあけてまんべんなく当てるようにしましょう

融雪剤は路面に長い時間堆積し続けます

乾いた路面でもホコリのように舞い上がって絡みついてくるので

洗車する時にはたまに下回りも洗浄しておくのがベストです

余談ですが、液状タイプの鉄粉除去クリーナーはおススメしません

硫黄臭のするものは金属全てを腐食させるので特にキケン!

防錆処理もこれを使ったら効果半減なのでご注意を!!

 



 

 

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