日常ライフ

【節電対策】虫も寄せ付けないLEDライトの原理と交換方法

夏の夜、灯りに集まってくる虫って嫌ですよね~

玄関先なんかでも虫にたかられたりするとゾッとします

これ、電球や蛍光灯が発する紫外線が原因だったってご存じですか?

虫は紫外線に集まる習性があるため、紫外線を発する光源全てに集まってきます

これを仕方ないからと放っておくと、虫の脂や蛾の鱗粉などで

春先までキレイだった窓ガラスもあっという間に汚れてしまい

あげく、洗おうと思ってもなかなか落ちなくなってしまいます

これを解決するには「LEDに交換する!」が、ファイナルアンサー!

交換したとたん、その効果がバッチリ実感でき節電対策にもなります

夏冬の電力不足にも大幅な貢献ができるスグレモノLED!

ではなぜLEDが虫対策になるのか・・

それを理解するには虫が大好きな紫外線がキーワードになります

後半では既存の照明をLEDに交換する方法も分かりやすく解説しているので

ぜひ最後までご覧になってみて下さい




 

紫外線に虫が集まるワケ

俗に、虫は地面に近い距離を移動するために

反射しやすく波長の短い紫外線を見ていると言われます

人間が見ている可視光線の領域とは違う光を見ているんですね

虫が赤い花より青や紫の花に集まるのはより紫外線に近い色だからなんだそうです

出典:東邦大学理学部 生物分子科学科

 

紫外線は太陽をはじめ家電の蛍光灯など世の中のほぼ全ての光源が発してます

これは演色性といって、様々な色の光が重なっている事が原因

ロウソクのオレンジ色も蛍光灯の白色も人間の目には単色に見えてますけど

あれって何色もの光が集まってできた色なんです

そして、演色性があれば何色もの光が交わる事で紫外線も発生します

街路灯

ロウソクの周りを飛ぶ蛾や蛍光管の街路灯の下に虫が集まってるのを

みなさんも見た事があるでしょう

あれは紫外線を発してるからなんですよね

対して、最近LED化されてきた街路灯はどうでしょう?

ゼロではないものの、以前よりだいぶ減っている事に気づくはずです

 

 

なぜLEDには虫が集まらないのか?

ではなぜLEDだと虫が集まってこないのか?

直球で理解すれば虫にはLEDの光が見えてないって事になります

それはつまり紫外線がほとんど出ていないからなんですよね

照明用として市販されているLEDは基本的に単色の青色LEDを利用しているため

太陽光や蛍光灯に比べるとその紫外線量はごくわずか

最近では単色青色LED(ブルーライト)が人間の目に及ぼす影響を考えて

自然な白色になるよう演色性を高めたものが主流になりつつありますが、

それとて他の照明に比べたら微々たるもんです

蛍光灯の場合、その紫外線量は太陽光の1000分の1

これは1時間で約3秒の太陽紫外線を受けるのと同じ量になり

そんなわずかでも虫は集まってきます

対してLEDはこの蛍光灯の200分の1しか紫外線を発しません

これでもう納得ですよね

夜の虫に悩まされてきたならLEDに交換してしまうのがベストなんです

LEDにすれば電気代も蛍光灯の3分の1!

年間で1万円以上の節約にもなるので変えない手はありません

が、しかし、従来の照明からLEDにするにはちょっとした知識も必要になります

 




 

LEDライトに交換する

今まで普及してきた照明器具なら全てLED化する事ができます

タイプはおおざっぱにいうと電球・直管蛍光灯・丸形蛍光灯の3つになりますが

それぞれ交換するには予備知識が必要になるので、これから解説していきます

 

電球型からLEDへの交換

電球型はとてもカンタンです

球切れになったのを新品に交換した事ってありますよね?

あれと同じ手間で知識はな~んにも要りません

くるくる回してLED球にしてしまえばOK

注意するのは1点のみ

ソケット(口金)が大・小2タイプあるのでそこを間違えない事!

電球型は商品に口金タイプが表示されてるのでそこさえ確認すればOKです

大=E26=一般的な白熱球に使われているもの

小=E17=スタンドや天井のダウンライトなどで使われている穴が小さなタイプ

 

蛍光灯は交換前にタイプを見分けよう

出典:パナソニック株式会社

出典:パナソニック株式会社

蛍光灯は点灯させる仕組みが3つあり、形も直管と丸型があります

LEDはこの仕組みと形によって交換する機種が違ってくるので注意です

まずはこの点灯方式なんですが、見分けがつかない人のためにそれぞれ特徴を解説します

 

グロースターター点灯式

<特徴>

点灯する前にフワっと光るナツメ球=グロー管が付いている

点灯するまで2~3秒かかる

 

ラピッドスターター点灯式

<特徴>

グロー管がない

待ち時間がなくすぐに点灯する

明るさは変えられない

 

インバーター点灯式

<特徴>

グロー管がない

待ち時間がなくすぐに点灯する

可変調光や段階調節ができる

 

見分け方の予備知識

グロー式はグロー管があるのですぐに区別がつきますが

ラピッド式とインバーター式はグロー管がなく区別がつきにくいです

その際は調光/明るさ段階調節ができるかできないかで判断して下さい

インバーターなら調光や段階調節ができる機能がついているのですぐに分かります

また、形が直管の場合で非グロー式なら、

ベースになってるキャビネットに細長い箱のような安定器というものがあり

そこに「ラピッド式」もしくは「電子式」の記載がされているので確認して下さい

電子式がインバーターとなります

直管蛍光灯インバーター

ちなみに今まで使っていた蛍光管(直管)から判断する方法を解説してるサイトがあり、

FL表記ならグロースターター

FLR表記ならラピッド

FHF表記ならインバーター

出典:パナソニック株式会社

なんて説明していますが、FL表記の蛍光管はインバーターでも使える機種があるので

管の表記だけでは判断するのが難しいといえます

 

蛍光灯タイプ別交換の仕方

さて、それでは各タイプ別にどのLEDにすればいいかを

具体的にお話します

 

直管グロー式

これ、一番カンタンで安上がりに交換できます

ホームセンターや家電を扱うスーパーでも入手でき

安価で一番多く出回っているLEDになります

注意するのは長さで、一般的には20形/40形がよく使われているため

商品在庫もこの2タイプがメインです

サイズは蛍光管の型番表記を見れば分かるので、それに合ったものを選んで下さい

商品の箱にグロースターター用と表記されていればOKです

 

直管ラピッド式

出典:東芝ライテック株式会社

ラピッドスターター式には「FLR」と表記された直管蛍光灯を使ってきたため

LEDに交換する際はFLR用と表記されたものが適用になります

長さ(サイズ)に関してはグローと同じで、

この場合FLRの次に表記された数字=「40」が目印です

 

直管インバーター式

出典:東芝ライテック株式会社

インバーター式は「FHF」表記となります

LEDに交換する際はFHF用/インバーター用の表記または「Hf」マークのあるものが適用です

 

 

丸型全般

丸型の場合は面倒な点灯方式を調べる必要はありません

仕組みに関係なく、この豆球のソケットを利用したLEDに交換すればOK

出典:アイリスオーヤマ

これはグロー/ラピッド/インバーター関係なく使えるのでとても便利!

しかもリモコンが付いてくるのでぶら下がってて邪魔になっていた紐も除去できます

注意するのは常に豆球モードにしておく事くらい

丸型には通常の太さのものとスリムタイプがありますが

これならいずれの太さにも対応してるので、径のサイズだけ間違わないようにすれば

タイプを調べる手間もなく、どんな丸形もLEDにできるのでおススメです!

 


 



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