雨を表現する写真を撮ってみたい
そうは思っても、実際何をどのように撮ったら第三者に雨が伝わるのか・・
ここでは実際の画像を元に、初心者でも狙える雨の撮影方法を解説します
論より画像!
何はともあれ、絵を見ていきましょう
雨のイメージとは?
みなさんは「雨」って聞いて何をイメージしますか?
水滴・雨粒・水たまり・傘・カエル・あじさい・かたつむり・長靴・・
雨をイメージさせるものっていろいろありますよね
しかし、そのどれもが雨と絡んだ絵になっていないと
見る側に雨そのものを連想させる事はできません
普段の生活の中で当たり前に見ている雨の光景を思い出してみて下さい
そこには雨脚・しずく・水面にできる波紋などが浮かんでくるハズ!
これらをとらえられるようにするために、ひとつずつ解説していきます
① 雨脚を撮る
雨はシャッタースピードを遅くすれば線になって写ります
しかし、雨の落下速度はその時によるし
そのたびにシャッタースピードをいくつにするかなんて
計算するのも面倒ですよね
そこでおススメするのがカメラの感度
すなわちISOです
これを高感度にしてしまうとそれだけシャッタースピードが速くなりますから
設定でAUTOから400以下に変更しましょう
こうすると雨が点にならず、かつ雨以外がブレたりボヤけたりせずに
うまくとらえられるようになります
雨の線は白く写るのため背景が明るいと見えにくくなるので注意!
ポイントとしては暗めの背景がある場所を選ぶ事
単に雨脚だけを写したいなら暗い背景さえあれば写りますが
それじゃああまりにも味気ない画像になってしまうので
この画像のように、何か別の被写体にピントが来るようにすれば
その前後の雨脚がボケて太く写るようになります
レンズは広角よりやや望遠系にした方が写りやすいです
② 雨の波紋
こちらは池の水面を狙った画像です
雨量が少ないと、その分波紋も少なくなるので
ある程度、雨量はあった方がベターです
空が反射してる水面だと真っ白になり波紋が見えにくくなるので
レンズを向けた反対側に建物や林があって、
水面の映り込みが暗くなっている事が条件になります
アングルは水面に対して45度くらいになるよう意識してみて下さい
③ キラっと輝くしずく
しずくはキラっと光ってこそなんぼです
実際に肉眼で見てみるとよく分かるんですが
光って見えるしずくはたいがい自分の目線より高いところにあります
輝きのないしずくは画像でも見えにくくなるので、狙うのであれば
被写体がレンズ目線と同じかそれ以上の高さにあるものを選んでください
目線以上であれば光源となる空の光が水滴に反射しやすくなるので
きれいに捕らえる事ができます
④ 葉に乗った水玉
葉に乗った水滴が水玉のように丸みを帯びた形になるのは
うぶ毛のようなものが生えている葉でよく見られます
これは、うぶ毛に撥水効果があり水分を弾こうとして丸い水滴を作るからなんです
が、全ての葉っぱがこんなふうになるワケではありません
葉っぱに乗った水滴も種類によっていろんな見え方があるので
これもよく観察してみると面白いですよ
雨を表現する撮影方法 まとめ
雨は水分なので、光を反射します
この反射の原理をどう使うかがポイントです
雨風景のポイント
①雨脚は背景が暗くなるアングルを選びISOを400以下にする
②雨以外の被写体を構図に入れてそこへフォーカスを合わせる
③波紋は水面の映りこみが白くならない場所を選ぶ
④光るしずくはレンズ目線より高い場所を狙う
⑤水玉は付着しやすい葉っぱや傘などが撮りやすい
これらを覚えておいて、実際に雨が降ったら観察しに出かけてみて下さい
頭で理解するのが苦手な僕は理屈より感覚で覚えました(笑)
体感したものって絶対に忘れたりしません
雨も考え方次第では映像ライフとして楽しめるものになりますから
得意ジャンルを増やしたいなら、ぜひおためし下さい!
ちなみに、ここで使った画像の一部は写真ACにも投稿していていますので
画像下にあるIDナンバーで検索して使って頂けたら嬉しいです
写真ACにはキーワード検索のほかに
クリエイターやIDで検索するやり方もあるので
ぜひ活用してみて下さい!
詳細検索の方法についてはこちらの記事で紹介しています
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【写真AC】 素材を素早く検索する方法
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