撮影とカーライフ情報メインの個人ブログ

長時間撮影にはタイムラプスがオススメ

以前、Twitterのフォロワーさんから

お家で飼育していた蝶のサナギが羽化しそうなんだけど、

どうにかしてサナギから蝶になる瞬間を子供に見せてあげたい

何かいい方法はないかと相談された事がありました

サナギから抜け出て蝶になるまでを撮影しようとすると

羽化が始まる前から録画を開始しなくちゃいけません

となったら、最低5~6時間はかかる計算になります

フォロワーさんが持っているカメラはスマホのみ

どんなに容量に余裕があっても、こんだけ長時間撮影したら

メモリーの容量オーバーで途中で止まってしまう可能性が大

こんな時にオススメなのがタイムラプスです!


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聞きなれない言葉なので、え??タイムプラス?とか勘違いしそうですが

タイムラプスです

この機能はスマホでもアプリさえダウンロードすれば

手軽に使えちゃう超スグレモノお役立ちアイテム!

これのおかげでフォロワーさんも羽化するシーンを

無事お子さんに見せてあげる事ができたそうです

いったいどんな仕組みなのか、初心者さんにも分かりやすく解説していきます!

 

タイムラプスってどんなもの?

テレビ業界では古くからある撮影技法で、かつては

「インターバルREC」とか「コマ撮り」と呼ばれてきました

つぼみが開くシーンとか、夕陽が短時間で沈んでいくシーンを

みなさんもテレビで見た事があると思います

理屈で語るより、まずこちらを見てください

Canonの公式動画になります

 

タイムラプス

キャノンEOSで撮影された公式動画です

 

夕暮れ前から日が暮れた時刻までをわずか16秒で撮影しています

これがもし通常の動画モードだったら

実時間4~5時間分のメモリー容量を費やして撮影しなければならず

見る時も同様の時間がかかってしまいます

タイムラプスは時間を短縮して見せる手法だというのが

この動画で分かったかと思います

 

タイムラプスの設定

設定は使用する機材やアプリによって違いますが

一般的には5秒~数10分ごとに1フレーム撮影できるようになっています

撮影する対象により適切な秒間を選ぶようにして下さい

変化が早いものほど秒間は短く

変化が遅いものほど秒間を長くするのがポイントです

雲のように変化するのが早いものは5秒~10秒ごとに1フレーム

花のように人間の目で見ても変化があまり分からないものは

10分に1フレーム程度で設定するといいでしょう

1フレーム(枚)は1/60秒ですから、

再生時間は60フレーム(枚)で1秒になります

仮に1分に1フレームで設定した場合、

10分で10フレームですから

1時間で1秒の再生動画ができる計算になります

撮影したい時間の長さやメモリーの容量なども考慮に入れて

秒間設定するようにして下さい

秒間が短いほどなめらかになりますが、容量は大きくなります

秒間が長いほどカクカクした映像になりますが、

低容量で記録ができます

 

 

タイムラプスで撮影する際に注意する事

YouTubeなどのサンプル動画を見てみれば分かりますが

手持ち撮影は禁物です

カメラは三脚などで定点に設置し、画角固定で撮影するのが基本です

また、長時間の撮影になるためバッテリーにも注意しましょう

1時間以上タイムラプスするのであれば、外部バッテリーもしくは

USBケーブルで家庭用電源(AC)とつないで撮影すれば

バッテリー切れで途中で止まるミスも防げます

三脚は軽量コンパクトなものでもじゅうぶんですが

風などで倒れたりしないようしっかり養生しておくのがポイントです

 

 

タイムラプスはスマホでもできる

最近のデジカメやビデオカメラには標準で搭載されるようになってきましたが

スマホの場合、まだこの機能はそこまでポピュラーにはなっていません

が、スマホでもタイムラプスは可能です

スマホ用のタイムラプスアプリもかなり出回っていて

アンドロイドではシンプルで使いやすいMicrosoft Hyperlapse Mobile が人気です

iPhoneはタイムラプス機能が元から内蔵されていますが

秒間のカスタム設定ができないので、やはり外部から

新たにインストールする事をオススメします

 

タイムラプスにオススメなシーン

タイムラプスは空や植物など

長時間の自然の変化を手早く見せる手法としてポピュラーになっていますが

身近なところではお子さんの撮影とかにもオススメです

食事のシーンとか寝相なんかを撮るとめっちゃ笑えます

モノづくりに利用すれば、作業のビフォーアフターを

短時間で記録できるので資料としても役立ちます

料理も手元を俯瞰で撮影しておいたら手順を記録するのに重宝するし、

パンが発酵する様子なんかも面白いです

遊びゴコロをくすぐるオモチャとして考えたら

使う用途は無限大!

キーワードはビフォーアフター

始まりと終わりに変化があるもの全てに使えます!

ひとつの使い方にこだわらず、自由に発想して楽しんで下さい!

 

 

  • B!