こんにちは!
テレビカメラマンの晴れが実際にロケしたエピソード
体験記=海外編 今回はドバイのお話です
この地を目指したのは2008~09年にかけてのことでした
インド洋のガラパゴスと呼ばれる、ソコトラ島
体験記海外ロケ、記念すべき第1回目の記事は
このソコトラ島を目指し日本人初上陸した時の軌跡をレポートします
ソコトラ島に行くきっかけ
2008年、このソコトラ島が世界遺産に登録された事がきっかけで
龍血樹(リュウケツジュ)というこの島固有の植物が温暖化によって
絶滅の危機に瀕しているという事を知りました
この情報を元に企画書を某番組へ提出
ソコトラ島はいまだかつてテレビメディアが入った事のない未開の地であったため
意外にもすんなりと企画が通りました
ソコトラ島は軍事施設があったせいで、世界遺産に登録されるこの年まで
外国人の渡航ができなかったところでした
現在は度重なる内乱によって危険地域になり渡航が困難になっているため
貴重なレポートとなっています
この旅の話、かな~り長くなるので
シリーズで4回に分けてお伝えしようと思います
今回はイエメンの首都、サナアにたどり着くまでを
メモ代わりに撮影した画像をメインにしてお届けします
文中に掲載される写真は機材を抱えて歩きながらのものもあり
手ブレしているものもありますが
この時点ではSNSはおろかブログに掲載、なんて発想がまったくなく
メモ代わりに撮っていたものなので、その点ご容赦下さい(*ノωノ)
龍血樹ってなに?
みなさんは龍血樹という木をご存じですか?
龍血樹は東南アジアにも広く分布し、インド洋を隔てて
アフリカ大陸にまで植生していますが、ソコトラ島のものは
この写真のような形とは違いほぼ固有種といっていいくらい独特な進化をしています
龍の血の樹木・・この独特の名前がどうして生まれたのか??
それは、このソコトラ島に植生している樹木を見れば一目瞭然・・
この島でしか目にする事ができない独特の進化を遂げた龍血樹
・・気になりますよね
出発~ドバイ到着
日本を出発したのは08年12月中旬、まずは経由地ドバイを目指します
もう冬の厚着シーズンに入ったさなかでのドバイ行きだったため
機内で軽装になれるよう関空にて着替えを済ませていざ出発
エミレーツ航空の満点サービスを受けつつ現地時間12月16日16時ドバイに到着
見て下さい!ドバイ空港のこの豪華さ!!
フロアは全面大理石!広々とした空間、キレイに掃除も行き届いていて
もうこの時点でさすがお金持ちの国!と感心しきり☆
イミグレーションチェックで初めて生のターバンした人と対面!
ちょっと緊張しましたが、パスポート渡す寸前に「ニホンジン?」と聞かれ
渡しながら思わず日本語で「そうで~す」と答えたら
ニヤケ顔でバン!とハンコ押され、そこで言われた一言・・「アバヨ~!」
おいおい、ずいぶん昭和な日本語じゃんよ、どこで覚えたんでしょうね(笑)
無事通関して機材を回収、ホテルへ向かう途中での光景にまたまた愕然!
なんだ?このビル群は! そしてひと際目立っているあのビルはいったい!?
これ、「ブルジュ・ハリファ」といって世界一高いビルだったんです
まだこの時点では建設中との事でしたが、そのスケールと高さに唖然~!でした
今はもう完成しているようなので、一度は訪ねてみたくなりますよね
ホテルへチェックイン
めっちゃダラけたシーンになっていますが、実はこれも重要・・
日本は冬だったので、体調がこの暑さにまだ慣れていません
ソコトラにたどり着く前にダレてしまっては元も子もないので
こうやって徐々に順応させているんです
休憩後、夕食は現地ドライバーの薦めでエジプト料理に決定!
イスラム圏は豚はダメですが羊や鶏はOKです
この後の事を考えるとここで肉を食べておかないと
次にいつ食べれるか分からないので全員でガッツリいきました
ここで意外にみんなでウケたのがこちら ↓ ↓
バミヤといってトマトベースのオクラシチューみたいなものなんですが
かすかに香ばしさがあって味わいも深く、トマトの酸味がこの暑さに絶妙で
気づいたら3人前が一瞬にして完食!
全員一致でおかわりオーダーしてしまいました
今でも忘れられない、また是非食べたい逸品です!
あ~、思い出すとヨダレが出る~~
ホテルに戻り、部屋に入って窓外を眺めたら
夕方にアザーンという礼拝の前振りが流れていたモスクが鮮やかにライトアップ!
アザーンはイスラム圏に行ったら地元のモスクから否応なしに聞かされるもので
その肉声がスピーカーで遠く街じゅうへ流されます
かなりな大音響なんだけど、どこか懐かしくなるような響きがあって、
遠い祖先の軌跡を想像させるものがあり、旅の情緒を盛り上げてくれました
これは是非現地で聴いて欲しいものです
イエメンの首都、サナアへ
たっぷり休養したあくる日、次の経由地であるイエメンの首都サナアに到着
このサナア空港で異国に来た実感を最初に感じたのがこれ ↓ ↓
オーマイガー!!!!!
小用だったので難を逃れましたが、トイレに入ってカルチャーショック!
かっ、紙がないっ!・・・こちらはこれがスタンダードなんですよ
そういえば、トルコやカンボジアを訪ねた際もトイレには
左手で持つジェットシャワーのようなノズルがあったのを思い出し、
それはこれがレジェンドだったんだな、なんて妙に納得・・
幸いにもこの後の旅ではこんな質素スタイルはなかったのですが
貴重な体験をしました
空港を出て予約してあったタクシーに機材を積み込みます
スタッフはたったの4人なのに機材が多過ぎて載せきれず2台に分乗
空港を出て中心街を通り抜けいったんホテルへ
映画だとこの辺で主人公がなんらかのトラブルに巻き込まれたりしますが
そんな危険も不安もまったく感じません
大丈夫なのか?なんて不安に思う人もいるでしょうけど、車も快調!
不安なんてどこへやら、です
それどころかホテルへ向かう途中でまた新たな感動の風景がありました!!!
これぞイエメン!異文化の素晴らしいたたずまい!
漆喰の建築物に目を奪われっぱなしでした!!
首都サナアの建築物やスーク(商店街)でのスナップ、
ソコトラ島到着までのお話は次回、vol'2でお伝えします!!