カメラマンコラム

テレビ局に就職したいならぜひ読んでほしい

テレビ業界に就職を考えている人たちってどんだけいるんでしょう?

きっとその中には、なにげない興味や憧れだけでなんとな~く・・

給料もらうだけが目的~、なんていう人もかなりいるハズ

で、あれば、残念ですが諦めてほかの仕事を探して下さい

結論から言うと、こんな目標を持たない人たちのおよそ7割は

挫折するか、いいように使われておしまい、な世界です

情熱と目標がなければ大成しません

テレビ局の現状と今後について、

現役カメラマン兼技術アドバイザーが赤裸々にお話します

 




 

最近の新人さんたち

ここ数年、目標もなくどんな仕事があるのかも知らずに

なんとなくこの職業を選ぶ人、迷惑なくらい増えてきてます

当然、そんな人たちは伸びないし数か月で辞めていく者も多い

自分勝手にいいようにテレビ局をイメージしちゃって

実際の仕事がどんなものなのか、調べもせずに入ってくる

自分に合う仕事なのかどうかさえ考えていない

要するに、たいして志もない人ばっかりになってるんです

教育する側からしてこれほど迷惑なもんはありません

やっとひとつの事を覚えてもらったと思ったら、翌日から無断欠勤

こんなのも珍しくなくなりました・・

これが今の新人さんの現状なんだけど、新人さんたちだけが悪いワケでもない

拘束時間が長い、不規則、休みも不定期、給料が安くなった

局側にも問題はあります

ただね、目標もないまま入ってくるってのはやっぱり問題ですよ

やりたい事があるから辛くても頑張れる

これってどんな職業にも大切な事だから、ここだけはぜひ覚えておいてほしいです

 




 

テレビ局の今・・

テレビ局はコンテンツを提供するのがお仕事

コンテンツを大別すると、報道/情報/スポーツ/バラエティなどがあり

スタッフ的にいうと制作と技術って分野があります

制作は番組を企画し放送するまでの全てに従事

技術は制作の過程の中で、専門分野とされる撮影や編集などを担当

これまでは、それぞれが細分化され分業が成り立ってきましたが

周知の通り、ネットに押されて視聴率が下がったおかげで制作費は激減!

分業のシステムにも改革のメスが入り、制作が撮影や編集を兼務する事も

今や当たり前になってきました

撮影や編集の専門知識もなく、絵心もない制作スタッフが

技術分野の仕事までさせられているんだから

もはや映像のクオリティなんて望めもしません

かつてのテレビは絵で魅せる番組も多かったけど、

最近は制作が撮影するものが多くなったせいで

素人以下のつまらない映像も増えました

結果、ますます番組の質が落ちていく

負のスパイラル構造そのものといっていいでしょう

 

これからの制作スタッフに求められるもの

テレビ局はスポンサーから広告費をいただく事で番組を作ってます

が、ネット全盛の時代に入り、スポンサーもそちらに

予算を割くようになってきました

今後のテレビは予算が減る事はあっても増える事はまずないでしょう

こんな内情がある中で、制作のやる仕事は当然増えていきます

かつて、撮影や編集などはその道のプロがやっていたけど

もはやそれらの作業も制作がやらなければなりません

これからの制作は番組作り全般、撮影から編集まで、

マルチなスキルが求められるようになっていきます

全てを勉強し自分で結果を出したい、

制作はそんな人には向いているかもです

 

技術はどうなる?

カメラマンがその能力を発揮していたのはもはや過去のこと

報道や情報はおろか、バラエティなどでも活躍する場は減っています

どの分野でもロケものが減って、VTRの部分が少なくなっているのがその証拠

スタジオ収録に関していえば、まだカメラマン需要はありますが

これとて安泰ではありません

いずれカメラはネット動画のごとく固定され、無人化されていくと予想します

編集は以前は各カテゴリーごとに担当が分かれていましたが

今ではそれさえもシェア化され、報道専門だった編集マンが

バラエティをやらされる、その逆もまたありで、

得意分野だけをやっていればいい時代は終わりにきています

が、かといって、まったくなくなるワケではありません

数は減るものの、絶対数は必要なのである程度は残っていくでしょう

 

 

テレビ局のお給料

ここまで読めば、給料は期待できないな~ってのがお分かりかと思います

全盛時代は年収1千万越えなんて当たり前でしたが

これからのテレビスタッフは高給を期待しちゃいけません

その代わり、様々なスキルを学べるし、制作過程の中で出会った

各界の人間から得られるものは大きいはずです

自分を育てたいならこの職場経験を生かす、ってのもアリなワケで

ここから得た経験をもとにして最終的な目標を果たす収入アップにつなげる

という考え方もできます

 

情熱と目的

これまでも、そしてこれからも、

自分が将来どうありたいか、そのためにどんな努力をしていくか

ここはどんな職業であれ、変わらない思考だと思います

情熱や才能を生かせない場にいてもしょうがありません

やりたくもない事で一生を暮らしていくなんてのも嫌ですよね

理想は、好きな事や得意な分野で稼いでいく事だと思います

まずは自分の才能がどんなものなのか、これに気づく事

その才能を生かして将来何を築きあげたいのか

ゴールを明確にしておくのが第一です

自分の才能を生かす場としてテレビ局を選んでくれるなら大歓迎!

具体的な将来をイメージしている人間は強いです

こんな人材が増えていく事を業界も切に願っているし、

優秀なスタッフが揃えばテレビを改革し盛り返していく事だって可能!

ここで存分に学び、自分を生かして活躍できたら

テレビの世界で成功する事もまだまだ夢じゃありません

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

晴れのち晴れ

在京キー局カメラマン/技術アドバイザー  ドキュメンタリー、バラエティー、各分野で活躍  手がけた著名番組多数  30年に及ぶ豊富な経験から映像ライフを楽しむ知識やアイディア、  海外ロケのスナップ紀行などを 紹介しています

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