海外ロケ

お宝で稼ぐ男たち アメリカンビッグビジネス

https://www.sunnydays365.com

こんにちは!

テレビカメラマンの晴れが実際にロケしたエピソード

体験記=海外編 今回はアメリカ西部のお話です

 

にほんブログ村 旅行ブログ アメリカ旅行へ
にほんブログ村

 

過去、遠い昔に捨てられたモノ

当時、不要になって捨て置かれていたモノ

そんなモノをビジネスにしている人たちがアメリカにいました

今回の海外ロケエピソードは

そんな彼らのドキュメンタリーロケをした時のお話です

後半ではヴィンテージジーンズや巨大フリマも紹介します

 




ゴールドラッシュに沸いた街

 

1799年、アメリカノースカロライナ州から始まったゴールドラッシュ

大金鉱がアメリカ各地で次々に発見され、多くの人々が金を掘り当てようとその地を目指しました

カリフォルニアでも1848年に発見され、約30万人もの人たちが金の採掘のために集結

アメリカ1800年代半ばの金の採掘風景

何もなかった西部の山あいに人々が集まり、ゴールドラッシュに沸く街ができあがっていきます

かつて、そうやって作られた街のひとつRandsburg=ランズバーグ

我々はまずROUTE14をひたすら奥地へ向かいました

ランズバーグのある場所を地図で表記

ランズバーグのある場所を地図で拡大表記

ルート14を走る車窓スナップ

 

ランズバーグは当時のいろいろなモノや廃坑が残されていている街

いったいどんなところなのか・・

コーディネーターのKさんによれば、この街が当時の面影を一番感じさせるところなんだそう

ランズバーグの巨大案内板

 

さてさて、LAから半日かけてようやくたどり着いたランズバーグはこんなところでした

ランズバーグのメインストリートに立ち並ぶアンティークショップ

ランズバーグのメインストリートに立ち並ぶアンティークショップ

ランズバーグのメインストリートに立ち並ぶアンティークショップ

オールドタウンそのままなこの感じ

さながら西部劇のテーマパークみたいだと思いません?

お店はレストランやカフェ、そしてアンティークショップもあります

 

さっそくその店内を覗いてみると・・

アンティークショップ店内

雰囲気満点!子供の頃に見た西部劇を思い出してしまいました

当時の数々のガラクタがお宝になってご覧の通り

アンティークショップ店内にあった19世紀の空き缶アンティークショップ店内にあった19世紀の空き缶や食器

 

撮影は当然テレビカメラでしていたので、

スナップした画像はこんなブレたものしか残していませんでしたが

当時の生活に使っていたもの、捨てたものがところ狭しと並べられています

コーヒーの缶、花瓶、燭台やランプ、食器・・

好きな人にはかなりなお値打ち品になるんじゃないかな・・

コーディネーターのKさんも今はなきアメリカの陶器メーカー

ファイヤーキングというブランドのヴィンテージもののマグカップを見つけ

さっそく購入していました

お値段は1個3ドルほどでしたが、これをロスで売ったら10倍になるんだそう

バイヤーさんたちにとってもお宝の山になりそうですね

 

レストランの店内には当時のバーカウンターの絵もあったりして

ゴールドラッシュがどんだけ儲かったかを想像させます

ランズバーグのとあるレストランのカウンター付近のスナップ、モテモテだった炭鉱夫の絵

 

こちらは雨ざらしの屋外に並べられている品々・・

いつ頃のものかは不明ですが、茶色や緑色のガラスのようなものは

昔の電柱に使われていた絶縁用のガイシ

これらは日本で文鎮代わりに人気なんだそうです

19世紀に使われていたガイシの数々19世紀に使われていたガイシの数々

 

ご婦人方が使っていた化粧品の瓶なんかもあります

19世紀に使われていたご婦人用化粧品の空き瓶

これ一個が日本だと2千円とかになるそうなんですが、ここで買うと1ドルくらい

自分もいくつか買おうと思いましたが、個体の1個1個が重くて

帰りの飛行機で重量オーバーになりそうだったのでやめときました

あ~、でもやっぱり買っときゃよかったかなぁ~(/ω\)

 




 

エクスプローラーという職業

 

こういったお宝の中には衣類なんかもあったりします

特に多いのが当時ワークウェアと呼ばれたジーンズ

ジーンズは金を掘った穴の中、つまり廃坑になった地下から発見されるんですが

ボロボロになったジーンズなんてかつては誰も見向きもしませんでした

真っ暗で不気味で危険な廃坑に入ろうなんて考える人もいなかったんです

金を採掘するために掘られたたて穴

たて穴を真上から覗いた図

 

ところがある日、気まぐれにその穴の中に入った人が

坑道からかなり保存状態のいいジーンズを発見!

オークションにかけられました

これを落札したのがサンフランシスコに本社のあるリーバイス社

その額、なんと約1千万円!!

ジーンズはリーバイス社のものではありませんでしたが

ワークウェアの歴史としてとても貴重なものだったそうで、そこに価値を付けたようです

これを機にエクスプローラーという廃坑ハンターが登場しお宝探しが始まります

昔は金、今はワークウェア、2回もラッシュがあったなんて面白いですよね

廃坑、その昔に金が出てきた山々はこんな感じ

ランズバーグのかつての金山

ランズバーグのかつての金山

 

廃坑の入り口は縦に掘られたものや横に掘られたもの様々・・

彼らはこの真っ暗な穴の中に懐中電灯一本で入り込んでいたんです

 

彼の名はロッキー

廃坑からお宝を見つけるエクスプローラーを仕事にしているロッキーさん紹介

 

今やお宝はほぼ取り尽くされてしまい穴に入る機会も減ってしまったようですが

現役のエクスプローラーの一人です

かつては彼も$1000を超えるワークウェアを何点も見つけた経歴の持ち主

自宅の横には廃坑や持ち主のいなくなった建物などから見つけてきたモノがいっぱい!

ロッキーさんが集めてきた19世紀の廃品の数々

 

錆びて腐ってしまったこちらの茶色の物体は元リボルバー式の拳銃なんだそう

錆びて原型が朽ちてしまったリボルバー式の拳銃

 

当時の採掘者たちが履いていたブーツなんかもあります

金鉱で働く炭鉱夫が履いていた当時のブーツ

 

これらは今でこそ需要はありませんが、何かをきっかけに売れるかもしれないと

ロッキーは言います

そして、それを証明するかのように我々が食いついたのがコチラ

ロッキーコレクションの中で気になっていた昔のカメラです

蛇腹式になっていて使わない時はたたんでコンパクトになります

晴れはこれをまとめて4台購入

ビンテージものとして売られていた19世紀のコダック製蛇腹式カメラ

ビンテージものとして売られていた19世紀のコンウェイ製蛇腹式カメラ

ビンテージものとして売られていた19世紀の2眼式カメラ

ビンテージものとして売られていた19世紀の社名不明な蛇腹式カメラ

 




 

このうち3台は廃坑から拾ってきたものだそうで、僕にとってはそこに価値がありました

有名なメーカーのものもあり、アンティークとして飾っておくにはもってこいです

ちなみにお値段はロッキーと交渉して70ドルでディールしました

 

一方、ディレクターM氏はランプのセードをガラクタ山から発見!

これも都内のショップで2万ほどの値段がつけられているものなんだそうです

ビンテージものの照明用のセードを手に持ったディレクター

 


 

 

さて、肝心の廃坑はどうなっているのか・・

テレビは映像が命、何も残っていない廃坑へロッキーと入ってみました

廃坑に入る直前のロッキーと筆者

安全上、最低限のものしか携行できなかったためテレビ機材が優先になり

残念ながら中の様子はスナップしなかったので写真はないんですが

中は予想外に広く掘られていて驚きました

 

ちなみにこの画像は下見でロッキーが案内してくれた時のスナップ

横穴式の廃坑入口とへ案内してくれたロッキー

横穴式の廃坑へ入っていくロッキー

横穴式の入口付近

入口は狭かったにも関わらず、中に入ると人が立って歩けるくらいの高さがあり

二股に分かれているところや急激に上へと掘られているところもあり

当時は重労働だった事も伝わってきました

しかし、なぜジーンズが廃坑の中から発見されるのか?

理由は、「ワークウェア」と呼ばれていた事にヒントがあります

当時はジーンズという名称が存在せず、ワークウェアと呼ばれており

作業着として使い捨てる人もいたそうなんです

中にはワークウェアを引きちぎり、地面に突き刺したスコップに巻き付けて

自分のテリトリーを主張するための目印に使う人もいたとロッキーが話してくれました

 

 

ビンテージジーンズ

 

シアトル中心部をハイウェイからスナップ

こうして古いワークウェアが注目されるようになると、当然買い付けして売る人たちも出てきます

我々が次に向かったのはシアトルでビンテージものを扱っているこちらのお店

ビンテージウェア専門に扱うお店の外観

ビンテージウェア専門店の店内

店内にはボロボロになり汚れまで付いたものもあります

いったいこれってどんな人が買っていくんでしょうね~

陳列されたビンテージジーンズ

陳列されたビンテージウェア

 

こちらのシャツは最近見つけられ買い取ったものだそうで

相当な年代物らしく、値段は忘れましたがかなりな値が付いていました

廃坑から見つかった19世紀のボロボロのワークウェア

廃坑から見つかった19世紀のボロボロのワークウェアを拡大した図

 

こちらはとうの昔に閉店していたショップの倉庫で発見されたもの

かなり昔に閉店したショップ倉庫から見つかった年代物の数々のジーンズ

 

通なバイヤーさんたちなら知っている人もいるかもしれません

この気球マークのついたリーバイスはかなりの価値があるんだとか

気球マークのタグがつけられた新品同様のリーバイス年代物ジーンズ

当時の値段タグがついたままのタグがつけられた新品同様のリーバイス年代物ジーンズ

しかも新品!値札まで当時のままのジーンズもありました

これなら実際履けるし価値もありそうですよね

 




 

巨大フリーマーケット

 

ローズボウルスタジアムで行われている巨大フリーマーケットの会場俯瞰

ガラクタがお金に変わるドキュメンタリー

最後の撮影で向かったのはサンフランシスコ州パサデナにあるのローズボウルスタジアム

このスタジアムにある広大な敷地が月に1回、巨大なフリーマーケットに変わるんです

アメリカでも有数の巨大フリマとして知られており店の数も2000店を越えます

ローズボウルスタジアムで行われている巨大フリーマーケットの会場の様子

この巨大フリマは日本のバイヤーさんたちの間でもかなり有名らしく

いち早くいいものを買い付けるために、頭にヘッドランプをつけて

夜明け前からでっかいトランクを引きづって物色している姿もありました

 

ローズボウルスタジアムに出店している個人ショップの数々

売られているものはユーズドの衣類や家具、雑貨、楽器、食器など様々

そんな中にお宝も存在するんですが、それこそ個々の価値観のあるなしが

駆け引きになります

個人ショップで売られている不用品の数々

現地ではたいして人気のないものでも日本で需要があるものなら

安く仕入れて高く売る事ができます

買い付けは当然英語が必須になります

駆け引きのための語学力も必要になるでしょう

晴れは常にコーディネーターの通訳をアテにしてきましたが

これを見て本気で英語を覚えようか考えてしまいました

今、こうやって書いている瞬間にも世界のどこかで

高価なビンテージものが発見されているかもしれませんよね

 

ローズボウルスタジアムで行われている巨大フリーマーケットの会場俯瞰

 

語学はともあれ、観光としてここを訪れるのもマジであり!オススメします

物色しているだけでもお宝探ししているような気分になれて

いつの間にかハンター気分になっちゃう世界

珍しいものとか欲しいものがあったらそりゃ嬉しくなります

なんたってめっちゃ安く買えるんですから!

行ってみたら絶対ハマる事間違いなし!

晴れもここで新品同様のコロンビアジャケットを交渉の末たったの千円でゲットしました

モノの価値観は人それぞれ・・

衣類なんかはサイズが合わなかったら価値はゼロ

けれど自分にフィットしたらそれは価値のあるものに変わります

自分がいらないと思うものでも人によってはそれがとんでもなく魅力的な商品になったりするんですよね

このあたりが面白い世界です

みなさんもよかったらローズボウルを訪ねてみて下さい

あ、ランズバーグもオススメですよ☆

 

 




 




  • この記事を書いた人

晴れのち晴れ

在京キー局カメラマン/技術アドバイザー  ドキュメンタリー、バラエティー、各分野で活躍  手がけた著名番組多数  30年に及ぶ豊富な経験から映像ライフを楽しむ知識やアイディア、  海外ロケのスナップ紀行などを 紹介しています

-海外ロケ
-,

Copyright© 晴れのち晴れブログ , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.