動画制作

動画のプロ ネットへ侵略開始!

テレビ業界で番組制作に長けたスタッフが

いよいよネット業界にも進出しはじめました

「ネット動画の光と影」 でもちょこっと触れていますが

最近またネット系でバイトするテレビ業界人が増えてきたのでそのお話をします

 

この話をする前に、テレビ局の人ってどうなのよ?って

その技量的な部分に疑問を持つ人もいると思うので、そこから説明していきましょう

 





業界人=プロフェッショナルの定義

 

もうなんといっても番組制作にかけた圧倒的な経験値、これに尽きます

ここで得た経験は一般ユーチューバーには決してないものです

カメラマンにせよ、ディレクターにせよ編集マンにせよ

1年や2年くらいで一足飛びにいっぱしになれるワケじゃあありません

下積みをし、先輩から叱咤され、それぞれに必要な知識や技術を叩き込まれます

カメラマンの場合、センスや才能にもよりますが最低でも3年はかかります

3年未満でカメラマンになってもノウハウや現場で対応する引き出しがないので

めっちゃ苦労して、そこで行き詰ってしまいます

いっぱしになるためには日々学んだノウハウや知識の引き出しが必要なんです

そしてこの知識の中には番組を作る上で必要な「構成」を理解するというスキルも含まれています

これは素人には決してない部分です

いかに引き寄せ、いかに盛り上げ、いかに興奮させ満足させるか

つまり演出=視聴者を楽しませる技ですね

この辺のスキルにたけているって事です

これが一番の定義だと晴れは思います

こうやってテレビ局で様々な経験を積んだプロフェッショナルたちが

ネット、おもにYouTubeで裏バイトする話、最近ほんとよく聞くようになりました

 

 

ディレクターのバイト

 

こないだ、あるディレクターはちょっとした企業から依頼を受けて

YouTube用の動画を作ったと話していました

大企業だとVPといって社内のいろいろな記録やなんかを

制作会社に依頼して作ってもらう事が多いんですが

VPはネット用ではなく会社の資産として残しておくものなので

ネット動画みたいにお気楽にやっちゃえ的なものとは質的に全く違います

ですが、最近は自社を簡単にPRする場としてYouTubeを活用する企業も増えています

社員が10人にも満たない会社でも、YouTubeは格好のPR手段になります

そんな市場も増えているので依頼も口コミなんかで増えてるんでしょうね

なかには個人ユーチューバーに台本を頼まれた、なんていうヤツもいます

依頼内容によって金額は変わるでしょうが、バイトする側からすると

興味本位が先行なので、ネットってどんなもんなんだ?と覗き見感覚でやるのが多いです

なので1日程度の拘束だったら2~3万前後で引き受けているみたいですね

企業PRだったら打合せから台本、撮影、編集もあるため、

ドシンプルで簡単な内容のものでも最低で5日はかかります

撮影はディレクターの知り合いカメラマンがやったりする場合もあって

費用はピンキリですけど5日でざっと20~30万くらいからあるようです

ホームページ作成の相場を考えたらまだまだお得ですよね

 

 

カメラマンのバイト

 

カメラマンの場合、自分でチャンネル作ってやり始めてるのが多いです

プロが撮ったらどんな映像になるのか、そこらへんの見る目がないというか

価値観がまだないせいでしょう

個人ユーチューバーから依頼を受けるなんていうのはあまり聞いた事はないです

ディレクターがこっそり個人で受けた依頼の撮影部分を担当するくらいが現状ですね

ですが、晴れもプロなので言っときます

カメラマンが撮ったらその作品の質は爆上がりしますよ

映像がしっかりしてるとかキレイとかそういうのは当たり前ですけど、

とにかく多彩なシーンを撮影するので、編集でもいろんな絵が使えて

中身の濃い、見ごたえのある作品になるって事ですね

 




 

編集マンのバイト

実はこれが一番需要あります

晴れの知り合いの編集マンも何人かがコソっとやってます

ユーチューバーたちが撮ってきた動画をラッシュ(全体をざっくり見る)して

コンセプトに合わせて希望の尺(時間)にまとめるんですが

彼らは素人とは違って爆速でつなぎます

時間をかけてもうまく編集できないのが素人なので

その時間を買う、という意味合いが強いんだと思います

しかも自前で本格編集ソフト、Final Cut Pro や AdobePremiere まで

持ち込んでやってたりするので、編集の質はテレビとほぼ同レベルになっちゃいます

元映像が素人撮影ならそこの質は落ちちゃいますけどね


まとめとヒント

 

業界から各セクションのプロたちがネットに参入していくとどうなるか

彼らが作った作品がYouTubeに流れる機会が増えれば増えるほど

自然に質もどんどん上がっていきます

質があがれば視聴者が選択する目も肥えていきます

そうなると、もはや映像が暗かったり音が低くてあやふやだったり

なんていう作品はいずれ見向きもされなくなり淘汰されていきます

 

最後に・・

冒頭でお話した「構成」ですが、これ、テレビから学ぶ事もできます

そう簡単には理解できないかもですが、ワイドショーや夕方の報道番組でやってる

10分くらいの企画コーナーを毎日それ目線で見ていけば、

全体の作りがどう構成されているか、次第に分かってくると思います

前半の導入部分から後半まで、どんな狙いがあってどこでどんな絵があり

どんなナレーションを入れているのかを探ると基本形が見えてくるはずです

いつもは何も考えずに見ているテレビも

別目線で見たら立派な「教材」になるので是非、別目線で見てみて下さい!

 






  • この記事を書いた人

晴れのち晴れ

在京キー局カメラマン/技術アドバイザー  ドキュメンタリー、バラエティー、各分野で活躍  手がけた著名番組多数  30年に及ぶ豊富な経験から映像ライフを楽しむ知識やアイディア、  海外ロケのスナップ紀行などを 紹介しています

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