動画制作について

音声で失敗している残念動画 注意すべき5つのポイント

こんにちは、晴れです

最近はスマホでも高品位な動画が撮れるようになり

気軽にネットへ投稿する人も増えてきました

一般からの投稿動画は素人ならではの身近な面白さもあり

視聴する人も増えてきましたが、その気軽さゆえ

質にはあまりこだわらずにアップされている作品も多く見られます

動画の質は絵と音の組み合わせです

どれだけいい絵でも、そこに見合った音声がなければ興味も半減し

不明瞭な音声は5秒で離脱されてしまいます

あなたの動画は音声の質をきちんと理解していますか?

音は動画にとって画質と同じくらい重要なものなのですが

そこに気づいて撮影されている方って実はまだほんの少数だったりします

動画の音声はなぜ重要なのか・・

今回は動画を投稿されている方向けにダメな音声の失敗例をあげ

具体的に解説していきます

 

 




 

音声レベルに要注意!聞きにくい、聞きずらい、は伝わらない!徒労です

 

最近、YouTubeを見てると音が聞きずらい、聞きにくい作品がとても目立ちます

これはスマホやアクションカムなど、安上がりでカンタンに撮れるカメラで

撮影されている事も一因なんですが・・・

・・・ここでみなさんに質問です

みなさんが動画を視聴している時、必ずといっていいほど操作してしまうものってなんですか?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??

そう!ボリュームなんですよね

テレビではチャンネルをかえたりするたびにボリュームをいじるなんて

そうそうやる事はありません

一方、YouTubeなどは個々の作品によって音量がバラバラなので

その都度聞きやすい音量にするのに上げたり下げたりしています

ひどいものになると1作品の中でカットごとにデカい音になったり小さくなったり・・

とてもじゃないけど聞いていられないし、見てて疲れます

テレビ局は放送する前に「整音」という作業が行われ、全ての音声が適切なレベルになるよう

しっかり調整されているのでこんな手間をかけさせることはないのですが

投稿動画はこの整音という一定レベルを保つための基準値というものがありません

なので音量は随時見ている側で行わなければなりません

みなさんも動画を見ていて気付いていると思いますが

投稿者は音量や音質にまでさほどこだわっていないのが現状で、

投稿の際に音声の質に対するチェックシステムもないので

ここはいたし方ない部分ではあります

投稿動画は誰でも気軽にアップできるところが長所ですが、だからこそ、

音量や音質については投稿者自身でその「質」を決めなければならないのです

カット編集されたものなら、本来はそれぞれのカットの音声レベルを

一定に揃えて仕上げておくのが理想なんです

この音声レベルを一定に保つという作業を軽視すると

視聴者は聞きにくいと感じ⇒結果、見てもらえなくなって

作品の制作にかけた時間そのものが徒労に終わってしまいます

音声は適切な音量にする事も大事ですが、音質も重要です

音量がじゅうぶんにあっても、反響がすごくて聞き取りにくかったり

マイクが拾いにくい声質というのがあったりします

録画している側(投稿者)は実際その場にいて撮影しているので

音声の内容は把握できていますが、視聴者はそこにはいません

聞きにくい、聞きずらい、はこの相違で起こるのです

では、代表的なダメ音声について解説しながら解決法を探ってみましょう

 

ダメ音声その1:反響がひどい

 

これは「喋り」がメインになる動画では特に命とりになります

銭湯やお風呂場を思い出して下さい

銭湯とかでおしゃべりすると輪郭のない聞きにくい音になりますよね

これは音が反射を繰り返しているせいなんです

お風呂場などはほとんどがコンクリートやタイルを多用した硬い壁でできているので

音が吸収されず、何度も反射を繰り返し、結果輪郭のない音になってしまうんです

反響は音楽などの動画作品にはある程度必要ですが、

話がメインの作品だった場合・・テレビにたとえるとニュースがそれにあたるのですが

反響する場所でアナウンサーがニュース原稿を読んでるところを想像してみて下さい

言葉を正確に伝えるのが使命のニュースで音声が風呂場みたいに二重三重に反響していたら

まったく聞き取りにくくなってしまいます

なので、話がメインの動画にするならこういった反響しやすい部屋での喋り収録はNGです

どうしても場所がそこしかないようなら、窓にはカーテンを、

壁には布や発泡スチロールを貼ってみましょう

これらは音を吸収するので反射を効果的に抑えて

クリアな音質にしてくれます

 

 

ダメ音声その2:マイクの性能が悪い

 

これ、そもそも論になるんですが、気づいていない人がとても多いです

動画が撮れるカメラならマイクは必ずついていますが、

カメラによって内臓されたマイク性能はピンキリです

小型のカメラなどは特にですが、内蔵マイクはほとんどオマケと考えておきましょう

ビデオカメラは動く映像を撮るものなので一応マイクはついていますが、

性能的には最低限の音が録れるくらいのものでしかありません

それはなぜか?

メーカーは外部マイクを売りたいから、なんです

ビデオカメラを触った事がある方なら見た事があると思いますが

ボディのサイドや後部にマイクの入力端子が必ずついていますよね

これは目的に応じた性能のいいマイクを取り付けられるようにするためなんです

動画に音声はつきものです

音はあって当然のものですが、当然であるがゆえに、

不自然だったり不明瞭だったりすると、とても気になるものなので

適切なマイク選びは不可欠になります

インフルエンサーで有名なマナブさんやイケハヤさんはこの事をよく理解されています

彼らの動画は、伝えるためのマイクにもこだわっているのをご存じですか?

マナブさんはiPhoneで撮影していますが、マイクはSHURE MV88という

人間の声を収録するのに適した高価なものを使っています

イケハヤさんはメーカー不明ですが、いつもハンドマイクを手にしていますよね

マイクは音楽を収録するための帯域レンジの広いものから

人の声重視の中域レンジのものなど、録る音源によって用途もいろんな種類があります

また、音を拾う方向=「指向性」も大事で、

レンズが向いている方向全ての音をワイドに収録する「無指向性」タイプのものから、

マイクが向いた一定の限られた方向からの音のみを収録する

「単一指向性」「超指向性」なるタイプまで様々なので、

どんな音源を収録するのか、それによって適したマイクを選ぶ必要があります

教材系で自分の話をメインにしたいなら単一指向性のボーカル用外部マイクを

音楽などを収録するなら低域から高域までワイドレンジに対応するマイクが適しています

ちょっとした投資にはなりますが、作品自体の質が向上すれば完成度の高い動画だと評価され

視聴者数は必ず伸びていきます

 


 

ダメ音声その3:声質

 

人間の声は高音~低音とさまざま・・

音は空気の振動により伝わるものなんですが、

声質によりこの振動が強いもの弱いものがあります

マイクはこの空気の振動により音声を拾っているため、

振動が弱いときちんと拾う事ができなくなります

振動の弱い声は主に女性に多く、細い声質がこれにあたります

細い声は空気が振動しないのでマイクとしては苦手なエリアになるのです

反対に、太く大きな声は空気を強く振動させるため拾いやすい音、となります

細い声質をうまく拾うにはできるだけマイクを口元に近づけるようにするのがポイントで

以下の3点に注意すれば改善できます

●マイクを手に持つ

●ピンマイクやヘッドセットを使う

●卓上マイクをセットする

 

 

ダメ音声その4:周囲がうるさい

 

性能のいいマイクがあって、どんなに環境が整っていても、周囲がうるさかったら

それらの騒音もマイクは収録してしまいます

収録現場にいる人間は意外に気づかないのですが、

あとから再生してみたらその騒音がかなり邪魔をして

人間の声が聞こえにくくなっていたりする事もあるのです

周囲にそういった騒音がないかをチェックしたり、

静かな環境を選ぶ事などもポイントです

もし窓にシャッターが付いていたり、カーテンがあれば、

それも騒音を遮断する材料になるのでぜひ意識してみて下さい

 

ダメ音声その5:屋外での風切り音に注意

屋外で音声を拾う場合、風は要注意です

人間には風切り音ってあまり耳に入ってきませんが、意外にマイクは風に敏感です

ボーボーと風切り音にさえぎられると本来の音声が聞きにくくなってしまいます

人間の耳では会話が聞こえていたのに、後で再生してみたら

風の音ばっかり強くて声がまったく聞こえない、なんていう

ガッカリトラブルもこういった強風の影響でよく起こります

強風下でやむなく撮影する時は、音源を優先させて

できるだけ人が近い状態で撮影するようにしましょう

外部マイクが使用できるなら、ウレタン(スポンジ)製の風防などを装着すれば

風切り音も軽減できます

 


 

 

伝わる音を収録するために・まとめ

動画は誰しも多くの人に見て欲しいと思って作るものです

ですが、せっかく時間をかけて作っても視聴されなければその苦労も報われません

音は動画の中でもある意味画質と同等に重要な部分です

ラジオという媒体が存在する事からもそれはお分かり頂けると思いますが

音声のない(悪い)動画は作品として成立しません

以下、重要なポイントをまとめてみたので語りメインに動画を投稿するなら

是非!参考にして下さい

 

音声収録のポイント

●音を重視する作品を撮影するのであれば、その音源に適した

外部マイクを別途で購入する

●収録する場所が屋内であれば、反響しない、騒音のない場所を選ぶ

●本番収録前に事前テストで収録~再生して聞いてみる

●撮影者がいるのであれば録画中は必ずイヤホンで音も確かめる

●編集ソフトに音量や音質調整メニューがあるなら活用する

 




 



  • この記事を書いた人

晴れのち晴れ

在京キー局カメラマン/技術アドバイザー  ドキュメンタリー、バラエティー、各分野で活躍  手がけた著名番組多数  30年に及ぶ豊富な経験から映像ライフを楽しむ知識やアイディア、  海外ロケのスナップ紀行などを 紹介しています

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