動画制作について

ネット動画の光と影

 

2020年夏、いよいよ日本でも5Gの運用が始まります

5Gの運用が始まれば、テレビという媒体はますます窮地になるでしょう

ネット動画の市場もどんどん拡大し、視聴者数も伸びて

個人で動画を発信する人も増えています

この流れはもう止まりません

個人ユーチューバーさんたちにはチャンス到来!・・ですが

それは「今」だけだと思っておいた方がいいでしょう

 

今回はネットにおいて

★動画コンテンツの制作を目指す方

★現在、動画コンテンツを職業にしている方

こんな方々に向けて、これからどうすべきか

そのヒントをお話しようと思います

 




 

テレビはもうオワコンなのか?

 

最近、「テレビはオワコン」

こんなワードをよく耳にするようになりました

僕が在籍する局内でも、先見ができるスタッフはこのワードを否定していません

先日発表された企業のメディアへの広告費もネットがテレビを抜いて

2兆円を越す規模にまで発展しました

情報は今やユーザー主導で取りに行く時代

能動的にテレビの前に座って時間を待つなんていう視聴者は確実に減っていま?

10年くらい前だったか、とあるSEOがこんな事を言っていました

「4Gになった今、これからの人々は自分の好きな情報を好きな時間に好きな場所

見る事を覚えるだろう」・・と

まさしくそれは現実となりました

地震が発生した際、発生源がどこか、震度はどれくらいか

これらの情報を得るのにスマホを手にする人がかなり増えましたね




 

新世代通信 5G

今年春、5Gの運用がスタートしました

4Gの20倍ともいわれる通信速度

回線容量も10倍

そして1/10にまで縮まった遅延タイム

これらの進化がユーザー主導の閲覧に拍車をかけていくのは間違いありません

もはや能動的に情報を見る時代は確実に終焉を迎えているのです

そして、ネットによる情報配信は5Gによりこれからますます進化し盛んになっていきます

 

 

今後も躍進していくであろうネット業界

テレビ業界でもこの分野に目をつけるスタッフが少しずつ増えてきました

番組制作のプロ達が虎視眈々とネットへ移行する準備をし始めているのです

芸能界をはじめとして、ネット動画に参入する著名人が増えてきたのは周知のとおり

近年、「ユーチューバー」なる人たちが話題になっていますが、

こういった著名人や制作のプロ達が参入していけば

コンテンツ制作のノウハウや技術を持たない動画投稿者、

あるいは固定ファンを持たない既存投稿者は自然と淘汰されていきます

では、その時がいつくるか、ですが・・

目途はおよそ1年後です

少なくともその頃にはプロの制作者が相当な割合で参入します

その時になって慌てても時すでに遅し・・・

質の高い作品に押され、何の対策もしてこなかった投稿者さんの閲覧者数は

日に日に落ちていきます

何故なら、出来のいい作品が増えて「」の高さで負けてしまうからです

今から動画を始めようと考えている方、

今まで動画で生計を立ててきた方、

これからも今のまんまを継続しますか?

それとも・・?

もし今後も安定した動画収入をあげていきたいと考えているなら

アクションカムやスマホだけで安直に撮影したり

無料の編集ソフトで安直に制作する発想を捨てて

これから徐々にでいいのでグレードアップしていきましょう

編集ソフトも無料や安価なものではスーパー入れやエフェクト表現方法に限界があり

プロ達が現在当たり前に使っているFinalCutProやAdobe Premiereの前に

なす術なく「質」で負けていきます

アクションカムやスマホがまったくダメとはいいません

ですが、限界を知ってきちんと使いこなしている方はあまり多くはありません

GoProなどはいまだに熱害でトラブルを起こす事もよくあります

画面を固定してその前で何かをする、あるいは一人喋りをするだけなら

まだなんとかなりますが、これからはよほどその内容がよくなければ

視聴者を伸ばしていくのは難しくなるでしょう

これからは多彩な映像表現ができるカメラも必須になります

ズームでサイズを変え、明るさを思うように調節し、時には色に味付けをしたり・・

テレビのコンテンツが当たり前にしてきた事が求められるようになってくるのです

 

音声もしかりです

アクションカムやスマホでは最低限拾えるしょぼいマイクしか内蔵されていません

そんなカメラではプロ達と対峙する事さえできなくなります

これからは機材にも投資していかなければ「」でふるい落とされてしまいます

映像が安上がりだったり、音声が不明瞭だったりしたら

それだけで見るという興味が半減してしまいます

最近は高価な機材を駆使し有料の編集ソフトを使って

多彩な表現をするYouTuberさんも現れています

映像と音声、ここを甘く見ていたらダメだとそんな彼らは気付き始めているのです

機材に投資をしなければいけない証拠をひとつあげましょう

テレビで放送された番組を後日になってYouTubeで見ている人

実は、これも着実に増えているのです

つまり、視聴者が見る手段がネットに移ったとしても、

それなりの機材を使って制作された質の高いコンテンツを見たいという欲求は

なくなっていないという事になります

質が高ければ、これからも視聴者はそこへついていく、という事ですね

 

まとめると・・

5Gにより情報コンテンツの閲覧はユーザー主導型になる

テレビは衰退しネットが主流になる

ネット動画にテレビ制作のプロが参入しはじめる

安直な方法や機材では淘汰されてしまう

という事になります

 




 

今後、動画をやっていくようであれば

サムネの質を上げていく事や編集の技術を上げていく事はもちろん

機材への投資と撮影~編集テクを磨いていく事も重要なポイントになってきます

プロに立ち向かって生き残っていくためには

今から準備しておく事が重要な条件、という事です

これからの1年でいかに投資をし、スキルを上げていくか・・

今からでもまったく遅くはありません

コンテンツ制作に対し根本から見直してひとつひとつ努力をしていけば

ノウハウや技術も自然に向上してオリジナル性のあるいい作品に変身していきます

そのお手本こそテレビです

自分の作品と比べつつ、テレビの質や演出を覚えていけば

1年後に焦る事もなくなるはずです

備えあれば憂いなし・・です☆

 






  • この記事を書いた人

晴れのち晴れ

在京キー局カメラマン/技術アドバイザー  ドキュメンタリー、バラエティー、各分野で活躍  手がけた著名番組多数  30年に及ぶ豊富な経験から映像ライフを楽しむ知識やアイディア、  海外ロケのスナップ紀行などを 紹介しています

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