☆Aモノプレミアム☆

アクションカメラの耐久性比較 2大メーカー対決!

https://www.sunnydays365.com

こんにちは、在京キー局でカメラマンしている晴れです

ここではアクションカメラの代表格、GoProとSONYの経年使用のレポートをします

アクションカメラの発売後の使用感レビューもブログや動画で多々語られていますが

経年使用の耐久性記事は珍しいと思います

晴れの在籍する局でもアクションカメラは様々なシーンで活用されており

GoProもSONYも使われています

テレビ局ではこういった小型カメラの使用頻度も高く、それだけ劣化も早いので

耐久性の面での比較も容易にその違いが出ます

アクションカムはいったいどれを買えばいいのか

せっかく買うんだから丈夫で劣化がなく、トラブルリスクのないものがいいなと

考えている方にはとても参考になるので最後までぜひ読んでみて下さい

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村



耐久性の軍配は?

 

プロテクターレンズを装着した状態のソニーAS300

GoProHERO8

比較検証した機種はGoProHERO8とSONY-AS300になります

使用頻度はHERO8が1年で約100日程度

SONY-AS300が3年で年平均90日(50日→70日→100日)

日数でいえばAS300がはるかに長く使用されているワケですが

結論からいうとAS300が圧倒的に安定していて劣化も少ないという結果になりました

GoPro自体は最初のモデルが発売されたのがAS300より古いので

局内でも認知度が高く、慣れているスタッフも多いため当初は人気でしたが

最近ではその安定感からAS300を使うスタッフの方が増えてきています

では、この理由をポイントごとにレポートしていきましょう

 

熱害トラブルのリスク

 

GoProHERO8のカラー液晶画面

GoProは背面にカラー液晶がついています

これはセッティングから撮影する際なんかには便利なのですが、

そもそも背後にあるので室内などですみっこに置き定点撮影する時は見る事ができません

セッティングは慣れてくれば勘でおおよそできるようになり

最終確認はWiFi経由でスマホで見れば事は済みます

長時間撮影した場合、GoProはこの液晶の発熱のせいで収録トラブルが多々発生しました

 

ソニーAS300のサイドにある操作ボタンとモノクロ液晶

対して、AS300はモニタリング用のカラー液晶がなくセッティング用の白黒液晶があるのみ

熱を発生させるリスクを減らしているため熱害による収録トラブルはまだ一件もありません

これはおそらくSONYも設計段階から認識していて、発熱リスクを避けるために

あえてカラー液晶を採用しなかったのではないかと晴れは考えています

カラー液晶はモニタリングするには便利ですが、発熱するため収録トラブルというリスクを伴います

GoProもここは認識しているようで、年々改良されていますがまったくゼロではありません

屋外で気温低めであれば比較的冷却効果もあるのでいいのですが、

屋内や真夏の炎天下などでの長時間使用はリスクが高まるのでケアが必要となります

遊びで使用するならGoProでもまったく問題ありませんが

テレビ局では放送が目的で使用するので、収録されるはずの映像がないというのは

命取りになってしまいます

結果、信頼性が優先されAS300もしくはこの4K仕様であるX3000を使う事が多くなりました

 

ボディの構造面評価

 

ボディ全体で見る劣化の点でもAS300が優れています

GoProはバッテリーやインターフェイスのフタがヒンジによる開閉式となっていて

このヒンジが華奢な作りなため機械的に劣化して精度を下げていきます

具体的にいうと、ヒンジの金属部が次第に歪んでいきスキマができるんです

GoProHERO8のバッテリー格納部のフタを開けた状態

防水性能をうたっていても、経年の歪みでスキマができればその性能は低下します

現に、プールの水面付近で撮影した際、GoProは水漏れが発生して全損した事もありました

 

ソニーAS300のバッテリー格納フタの裏面

対してAS300はヒンジレス構造になっていて

本体とフタ同士にスキマができにくい構造になっているためか

パッキンの劣化もなく経年で使用しても浸水などのトラブルは発生していません

全体の作りもやはりSONYが日本メーカーなだけに精密に作られていて

経年使用で各所にスキマができたり不具合が出るといった事象はありませんでした

そもそもアクションカメラは屋外で使われる事が多いのでタフさも要求されます

いかにGoProが耐久性を設計理念の中に取り入れていないか、これで実証されました

製造技術面の精度でも日米の差が出たといっていいでしょう

 

 

バッテリー

 

GoProHERO8のバッテリー

ソニーAS300とX3000共用のバッテリー

バッテリーはどちらもリチウムイオンで大きさも似たような感じですが

充電を重ねていくとその差が顕著になります

GoProのバッテリーはSONYのバッテリーに比べ膨張する比率が高く

厚みが増してしまった結果、脱着の場面で問題が発生しています

膨張する理由はカメラ本体の電力消費量×使用時間に原因があります

GoProはカラー液晶があるためその分電力も多く消費します

スマホなどでも長時間使用すると発熱しますよね?

それと同じで消費量が多くなればバッテリーに負荷がかかり

それが元で発熱した結果、膨張してしまうんです

GoProは箱型になったポケットに入れるスロットイン形式になっているため、

膨張すると入らなくなったり抜きにくくなります

結果、バッテリー上部にある引っ張り出す時用の紐までちぎれてしまって

バッテリーを取り出せなくなってしまった事もありました

これは充電器でも同様でやはり箱型になっているため

取り出せなくなるトラブルが発生しています

AS300のバッテリーも経年により膨らみは発生しますが

ボディに収まらないといった事例はいまのところありません

充電器もオープンタイプなので脱着で問題が出る心配は皆無です

AS300とX3000に共用できる充電器

 

WiFi性能

率直に言ってしまえばGoProのWiFiはまったくもってお粗末なものです

経年による劣化もひどいもので、スマホとなかなかつながらなくなります

これは個体差ではありません

局には何台ものGoProがありますが、全て同じ症状が出ます

感度が悪すぎてもはやスマホとの連携はあきらめて使っている状況・・

対してアクションカムはバッテリー蓋の裏面にあるQRコードで一発です

感度は1年経過してもまったく変わっていません

 

設計理念

今までGoProを使った経験がある方ならお気づきの方もいると思いますが

GoProは初期モデル段階からそもそも100%の完成度を目指して作られていないと

晴れは感じています

毎年ニューモデルを出してくるのは改良を必要とするからであり

そこに設計思想の差を感じます

どんな製品でも年数が経てば新しいものに取って変わられるのが世の常ですが

いまだソニーアクションカムはGoProと肩を並べる代表格として存在しています

GoProは改良を進化という言葉に置き換えていますが

3年以上前に発表されたアクションカムに基本的耐久性の面で

今もって追いついていません

耐久性はすなわち信頼性になるので、

長く使おうと考えている人にとっては重要なポイントです

今もって局内ではアクションカム=AS300/X3000の基本性能と耐久性を高く評価していて

GoProがどんなにニューモデルを出してきても

アクションカムをチョイスするスタッフが多くなりました

ロケ現場で使うなら収録トラブルがない方がいいし、防水面でも安心です

20年度モデルのHERO9は前面液晶を備える仕様になりましたが

これもまた使い勝手で問題が出ています

液晶パネルのタッチセンサーが全くダメで、反応が鈍く使い物にならないんです

GoProがいかに精度の悪い部品を使っているかがこれで露呈してしまいました

 




 

耐久性以外で気付いた点

 

ここまでは耐久性をメインに話を進めてきましたが、

両機を使っていて感じた事を以下にまとめてみました

 

メニュー操作

GoProは各種設定を背面液晶にて指タッチで行います

HERO8までのモデルのタッチの反応はかなりいい加減で、

スワイプで行き過ぎてしまったり

ユーザーが意図する場所で止まらなかったりと、かなりイラつく事があります

20年度モデルのHERO9は前面液晶を備える仕様になりましたが

これもまたタッチパネルで問題が出ています

タッチセンサーが全くダメで、反応が鈍く使い物にならないんです

GoProがいかに精度の悪い部品を使っているかがこれで露呈してしまいました

ソニーアクションカムはタッチ式ではなく、

精度の高いボタン操作で行うのでGoProのような症状はないのですが

液晶の各メニューが絵柄で表示されている点に難があります

絵柄も覚えてしまえばいいんですが、久しぶりに使うと忘れてしまって

説明書を見直したりしてしまいます

ここは操作性をとるかメニューの見やすさをとるかで意見が分かれますね

 

 

手ブレ

 

手ブレ補正については顕著な差はないものの、これまたAS300に軍配があがります

自転車やバイクのハンドルバーに取り付けてみると分かりますが

レールの上を走っているかのようにスムーズでブレがありません

光学ユニットを空間に浮かせた手振れシステムの恩恵は素晴らしいです

AS300が縦長のボディデザインになったのはこのシステムを搭載するためだったのでしょうね

 

アクセサリー

 

GoProは独自のマウント形式をとっているため、専用のパーツが必要になります

一方、AS300は本体にCマウント用のネジ穴が内蔵されているため

ほかのカメラ用品との相性もよく汎用性に優れています

GoProにもCマウント用にトライポッドマウントという変換アダプターが

購入時に同梱されていますが、紛失した場合、単体での購入はできません

 

GoPro用のトライポッドアダプター

GoPro用のトライポッドアダプター裏面

 

このパーツはとても小さく紛失しやすいので、なくすととても不便になります

GoProのアクセサリーは他社製品でも多く出回っていますが、

ジョイント部が独特な山状の形状になっているために

精度の問題で完全に合わないものもかなりあります

 

 

レンズプロテクター

 

アクションカメラは通常のカメラでは取り付けできないようなシーンなどで活躍します

車両の側面やスキー板の上など、今まで不可能だった場所にも容易に取り付ける事ができるのですが

その便利さがゆえ、レンズにキズが付く可能性も大きくなります

これをガードするのがレンズプロテクターなんですが、GoProはバージョンによって様々あり

以前のモデルから引き継いで使う事がほぼできません

HERO5とHERO6は同じサイズで脱着式になっているので共通アイテムで使用可ですが

HERO7とHERO8はレンズ面がボディ一体型になり交換ができません

別途でプロテクターもしくは保護フィルムが必要になります

このあたりにも大元の完成度の低さ、都度設計の見直しをしてきたGoProらしさが出ていますね

AS300とX3000に共用できるレンズプロテクター

SONYならAS300でもX3000でも共用できる専用プロテクターがあり

バージョン違いなどのややこしさもありません

 




 

マイクロSDカードのスロット

 

ここはGoProに軍配です

SONYのAS300/X3000だとカードが表裏関係なく入ってしまい

カメラが読み込まない事があります

AS300の底部にあるマイクロSDカードスロット

また、正常に入れても少し水平がずれているだけで読み込まない事があり妙なクセがあります

GoProはこの点、裏表反対にすると入らない設計になっていてスムーズに装着できます

 

内蔵メモリー

 

あらかじめ設定したメニュー内容はカメラに内蔵されたメモリーバッテリーへ記録されます

GoProのメモリーはカメラ系の設定は記憶されているんですが、

バッテリーを抜くたびに年月と時刻がズレまくります

年月データを必要としないならズレていても気にならないでしょうけど

バッテリーを交換するたびにここを設定しなければならないのはかなり手間です

対してAS300はしっかり記録されていてズレる事はありませんでした

 

 

まとめ

 

今回はアクションカメラの2大メーカーついてレポートしましたが、

あくまで耐久性に絞ったお話です

物はなんでも粗雑に扱えば寿命は短くなるので

構造を知り丁寧に扱う事が長持ちさせるコツです

機種による欠点も、それを知った前提で扱えばうまく使う事ができるでしょう

使い勝手についてはユーザーそれぞれ好みもあり、ブランド力ではGoProが上回ります

比較で大きなポイントになるのは液晶のあるなしになるかと思いますが

これも使う用途次第でユーザーによりけりです

液晶をそれほど頼りにしないのならSONYでいけますが

WiFiを使ってまでスマホで画面を見るのが面倒だというならやはりGoProがいいでしょう

使うシーンでまとめると、使用条件を問わず汎用性が高いのはGoProになります

汎用性でGoPro

耐久性でSONY

あなたならどちらを選びますか?

 







  • この記事を書いた人

晴れのち晴れ

在京キー局カメラマン/技術アドバイザー  ドキュメンタリー、バラエティー、各分野で活躍  手がけた著名番組多数  30年に及ぶ豊富な経験から映像ライフを楽しむ知識やアイディア、  海外ロケのスナップ紀行などを 紹介しています

-☆Aモノプレミアム☆
-, ,

Copyright© 晴れのち晴れブログ , 2021 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.